Windows Server 2022の日本語化手順
Windows Server 2022を日本語化するための設定手順です。
言語パックのインストール、画面表示言語、タイムゾーン、キーボードレイアウトなどの設定変更手順を紹介しています。
Azureなどのパブリッククラウドで仮想マシンを作成した場合、Windows OSの言語設定が英語になっている事があります。
タイムゾーン設定が協定世界時(UTC)になっている事も多いです。
メニュー表示や時刻表示を日本に合わせたいという場合もあるかと思います。
今回はWindows Server 2022を日本環境に合わせて利用するための設定手順をまとめてみました。
※手順確認にはAzure上に作成した仮想マシンを利用しています。
※Windows Server 2022 Datacenter Azure Editionを利用しています。
Windows Server 2022の日本語化手順
仮想マシンのメニュー表示を確認
Azure上でWindows Server 2022を作成した直後の状態です。
メニュー表示が英語になっています。
タイムゾーン(時刻)も協定世界時(UTC)になっています。
初期状態の確認 | |
仮想マシンに接続しメニューを表示します。 表記が英語になっています。 時刻表示も協定世界時(UTC)になっています。 |
優先する言語設定(Language Packの追加)
Windowsのメニュー表示を日本語化する場合は、言語パックを追加インストールします。
優先する言語設定のメニューから日本語の言語パックを追加します。
地域設定
ホストの設置場所を指定します。
Region設定の指定した地域に合わせて日付と時刻の形式文字などがローカライズされます。
Region(地域)設定 | |
“Region"を選択します。 “Country or region"で"Japan"を選択します。 |
タイムゾーン設定
日本時間を利用する場合はタイムゾーンの設定を変更します。
タイムゾーンの設定を日本時間にします。
Time Zone設定 | |
“Date & Time"を選択します。 “(UTC+09:00)Osaka, Sapporo, Tokyo"を選択します。 これで時刻が日本時間になります。 |
管理用の言語の設定
welcome画面に表示される言語やメニュー表示する言語を設定します。
新しいユーザー追加時やシステムユーザーに表示する内容も指定します。
Unicodeではないプログラムの表示言語設定も管理用の言語の設定に含まれています。
Windows再起動後の確認
Windows再起動後に仮想マシンにリモートデスクトップ接続してメニュー表示や時刻表示を確認します。
再起動後の確認 | |
メニューが日本語で表示されています。 時刻も日本時間になっている事が確認できます。 |
—広告—
ハードウェア キーボード レイアウト設定
キーボードレイアウトを日本語キーボードに変更します。
ハードウェア キーボード レイアウトを変更した場合はWindowsが再起動します。
Unicode対応ではないプログラム言語設定時の注意点
Unicode対応ではないプログラム言語設定のシステムロケール設定には注意点があります。
ワールドワイド言語サポートでUnicode UTF-8を使用にチェックを入れた場合にソフトウェアが文字化けする場合があります。
Tera Termのメニュー表示を日本語化した場合に文字化けする事があります。
Tera Term文字化けに関する対応手順についてはこちらに纏めています。
最後に
Windows Server 2022の日本語化手順についてまとめてみました。
日本語の言語パックのインストール、タイムゾーンの設定、地域設定、管理用の言語の設定、キーボードレイアウトまで一通りの手順を紹介しています。
日本語化した仮想マシンをイメージ化しておくと再利用できて便利です。
Azureでの仮想マシンのイメージ化手順についてはこちらで紹介しています。
Google Chromeのメニュー表示を日本語化する手順についてはこちらで紹介しています。
Azure Portalの言語設定変更の手順についてはこちらで紹介しています。
画面例を使いながら手順を紹介しています。
AzureでLinuxの仮想マシンを日本語化する方法についてはこちらで紹介しています。
Azureでの仮想マシン作成時にカスタムデータ(cloud-init)を利用しています。
Visual Studio Codeの日本語化手順についてはこちらで紹介しています。