Azure VMでWindows ServerのOSディスクを小さく作成する方法
Small Diskのイメージを利用して、Windowsの仮想マシン(Azure VM)を作成する手順です。
仮想マシンをMarketplaceから作成した場合、イメージに合わせてOSのディスクサイズが決まります。
仮想マシン作成後にOSのディスクサイズを小さくすることはできません。
Windows OSの場合、OSのディスクサイズは128GBになります。
Windows OSの場合には、Small Diskのイメージが用意されています。
ディスクサイズがこれほど必要ない場合は、Small Diskイメージを使用することで、OSのディスクサイズを小さく作成できます。
OSのディスクサイズを小さくすることで、ディスク(Azure Managed Disks)の課金を抑えることができます。
Small Diskイメージを使用してWindows Server 2025の仮想マシンを構築する手順について確認します。
※本記事では、Azure Virtual Machines(Azure VM)を仮想マシンとして表記しています。
※本記事では、一部を除きAzure Managed Disksをディスクとして表記しています。
※本記事では、[smalldisk] Windows Server 2025 Datacenter: Azure Edition – Gen2を利用しています。
Windows ServerのSmall Diskイメージを使って仮想マシンを作成する手順
Windows Server 2025を例に、Small Diskのイメージを利用して仮想マシンを作成する手順を確認します。
Azureのディスク価格
ディスクの価格は、パフォーマンスレベルによって異なります。
サイズによっても価格が異なります。
Premium SSDの場合、128GBと32GBでは3倍以上の価格差があります。
仮想マシンは停止している場合でも、ディスクの課金は発生します。
ディスクサイズを小さくしておくことで、課金を抑えることができます。
区分 | 128GB | 32GB |
Premium SSD | $22.67(P10) | $6.08(P4) |
Standard SSD | $9.60(E10) | $2.40(E4) |
Standard HDD | $5.89(S4) | $1.54(S4) |
※東日本リージョンの場合です。
※記事記載時点での価格です。上記以外にもトランザクションに関する課金が発生します。
Windows Serverのsmalldiskイメージを選択して仮想マシンを作成
Windows Server 2025 DatacenterのSmalldiskイメージを利用して仮想マシンを作成します。
Windows Serverでのデータディスク追加手順については、こちらで紹介しています。
Small Diskイメージで作成した場合のOSディスクサイズを確認
仮想マシンのディスクサイズを確認します。
Managed Disksサイズ | |
ディスクのメニューを表示し、OSディスクのサイズを確認します。 30GiBであることが確認できます。 |
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Windows OSにログインし、ディスクサイズを確認します。 Cドライブのサイズが小さくなっていることを確認できます。 |
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最後に
Windows ServerのSmalldiskイメージを利用して、仮想マシンを作成する手順を確認しました。
後でOSのディスクサイズの拡張も可能です。
Smalldiskのイメージを利用して作成しておき、必要に応じて拡張することも良いかもしれません。
引き続き、いろいろ試してみたいと思います。
Windows ServerでのOSディスク領域拡張手順については、こちらで紹介しています。
仮想マシンの起動停止に合わせてディスクの種類を変更してコスト削減する方法については、こちらで紹介しています。