Zabbixのメディアタイプ設定手順(SendGrid使ったメール送信方法)

2020-07-11Others,SendGrid,Zabbix

Zabbixでアラート通知を行う際に使用する、メディアタイプの概要と設定方法です。

メディアタイプは、Zabbixが障害の発生や復旧などのイベントに関する通知を、メールやTeamsなどの外部サービスへ送信するための手段に関する設定です。
本記事では、SendGridを利用したメール通知を例に、メディアタイプの設定手順を紹介します。
また、SendGridを利用した場合の、設定内容についても確認しています。

※Zabbix 7.0 LTS(7.0.29)の環境にて確認しています。

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メディアタイプの設定手順(ZabbixからSendGrid経由でメール送信)

メディアタイプとは?

メディアタイプは、Zabbixが障害や復旧などの通知を送るときに利用する通知手段です。

1 メディアタイプ

メール、SMS、スクリプト、Webhookなどが用意されています。
Webhookなどを利用すると、Teams、Redmine、ServiceNowなどに直接通知を送ることもできます。

なお、実際に送るユーザーやどういう障害などの場合に送るかは、アクションやユーザーで設定を行います。

設定メニュー 設定内容
メディアタイプ SMTP サーバー、送信元、メール形式など
ユーザー設定のメディアタブ 宛先メールアドレス、通知時間、通知する深刻度
アクション 障害時に対象ユーザーへメール通知を実行する条件

メディアタイプ設定に利用するSendGridのアカウントやAPI Keyを発行

SendGridを利用してメール送信する場合は、アカウントの発行やAPI Keyが必要となります。
SendGridに関する手順については、こちらで紹介しています。

※なお、現在は無償版のSendGridは利用できなくなっています。

ZabbixサーバーやProxy構築関連の手順

Zabbixサーバーの構築に関連する手順については、こちらにて紹介しています。

Zabbixのメディアタイプ設定値(SendGridを利用する場合の例)

今回設定したメディアタイプの設定値です。
ZabbixからSendGridを使用してメールを送信する場合のメディアタイプ設定例になります。

ユーザー名には"apikey"を指定します。
これは、SendGridで設定したAPIキー名にかかわらず、固定値となります。
パスワードには、SendGridで発行したAPIキーを設定します。

設定項目の内容については、公式サイトに記載があります。

1 E-mail

設定メニュー 設定内容
名前 Email(SendGrid)
タイプ メール
メールタイプ Generic SMTP
SMTPサーバー smtp.sendgrid.net
SMTPサーバーポート番号 587
メール Fromメールアドレス
SendGridを利用する場合は、認証されているドメインもしくはメールアドレス
SMTP helo Fromメールアドレスのドメイン
接続セキュリティ STARTTLS
認証 ユーザー名とパスワード
ユーザー名 apikey
パスワード SendGridで発行したAPI Key
有効 チェックあり

メディアタイプの設定手順(メール送信の場合)

メディアタイプの設定手順です。
今回は新規にメディアタイプを作成していますが、デフォルトで用意されているメディアタイプを複製して利用することもできます。

なお、ステータスが有効になっているメディアタイプのみ使用できます。

メディアタイプの設定手順
通知のメニューにあるメディアタイプを選択します。
メディアタイプ作成を選択します。
メディアタイプの作成(Zabbixのメディアタイプ設定手順(SendGridの場合))

新規メディアタイプの作成画面が表示されます。
メディアタイプタブで設定します。
タイプにはメールを選択し、メールプロバイダにはGeneric SMTPを選択します。
設定値に合わせて、そのほかの設定項目も設定します。
追加を選択します。

新規メディアタイプの作成画面例(Zabbixのメディアタイプ設定手順(SendGridの場合))
メディアタイプが追加されていることを確認できます。
ステータスが有効になっていることも確認できます。

※有効となっているメディアタイプに絞り込み表示しています。

追加したメディアタイプを表示(Zabbixのメディアタイプ設定手順(SendGridの場合))

メディアタイプのテスト(メール送信テスト)

メディアタイプのアクションにテストという項目が用意されています。
テストを利用して、メディアタイプの設定内容を確認できます。

メディアタイプのテスト
テスト対象のメディアタイプのアクション項目にあるテストを選択します。
メディアタイプのテスト画面が表示されます。
送信先のメールアドレスを指定します。
テストを選択します。

メディアタイプのテスト結果が表示されます。
また、送信先に指定したメールアドレスでメールを受信できていることを確認します。

メールを受信できていれば、確認OKです。

最後に

今回は、SendGridを使用してメールを送信する場合を例に、Zabbixのメディアタイプ設定手順を確認しました。
SendGridを使用する場合は、パスワードにSendGridで発行したAPI Keyを設定する必要があるなど、設定に必要な内容を確認できました。

今回は、Azure環境上に構築したZabbixサーバーで動作を確認しています。
インターネットへのアクセスが制限されている環境も多いかと思います。
インターネットへのアクセスが制限されている場合は、smtp.sendgrid.netに対して、使用するポートでのアウトバウンド通信を許可するようにしてください。

引き続き、いろいろ試してみたいと思います。

Zabbix エージェントのインストールやホストの追加手順については、こちらで紹介しています。

Zabbixユーザーに関連する内容については、こちらで紹介しています。

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