Windows ServerでのSNMP構成手順(インストール、受信設定、確認手順)
Windows ServerでSNMPサービスを構成する手順です。
SNMPサービス機能の追加、SNMPサービスの設定、Windows ServerでのSNMPパケット受信確認まで、一連の流れを紹介しています。
SNMP(Simple Network Management Protocol)は、ネットワーク機器やサーバーの状態を監視するために使用されるプロトコルです。
Windows ServerのSNMPサービスは、SNMPv1およびSNMPv2cに対応しています。
今回は、SNMPサービスのインストール、SNMPコミュニティ名の登録、SNMPパケットの受信許可設定、snmpwalkコマンドを使用したSNMPパケット受信確認までの流れを確認しています。おまけとして、Windows ServerのCactiデバイス登録手順についても紹介します。
※本記事の手順は、Windows Server 2025を利用して確認しています。
※Windows ServerのSNMPサービスは、SNMPv3には対応していません。
Windows ServerにSNMPサービスをインストールする場合の手順(役割と機能の追加)
既定の状態ではSNMPサービスはインストールされていない
既定の状態では、Windows ServerにSNMPサービスはインストールされていません。
SNMPを利用してWindows Serverを監視する場合は、あらかじめSNMPサービスの機能を追加する必要があります。
SNMPサービスは"役割と機能の追加"ウィザードから追加します。
SNMPサービスのインストール手順(役割と機能の追加)
サーバーマネージャーの"役割と機能の追加"メニューから、SNMPサービスを追加します。
今回利用したWindows Serverは、ホスト名がvm-01、IPアドレスが10.1.100.4となっています。
PowerShellを利用したSNMPサービスのインストール手順(役割と機能の追加)
PowerShellを利用してSNMPサービスをインストールする場合の手順です。
Install-WindowsFeatureコマンドレットを使用してSNMPサービス機能を追加します。
パラメーターにIncludeManagementToolsを追加することで、管理ツールも同時にインストールすることができます。
また、事前にGet-WindowsFeatureコマンドレットでSNMPサービス機能のインストール状態を確認しています。
インストールが完了すると、Install StateがAvailableからInstalledに変わります。
※PowerShell 7.6.3を利用して確認しています。また、管理者権限を保持しているユーザーで実行しています。
| PowerShellを利用してSNMPサービス機能を追加 | |
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Windows ServerでSNMPサービスを構成する場合の手順
SNMPサービスインストール直後は外部からのSNMPパケット受信は許可されていない
SNMPサービスをインストールした直後は、外部からのSNMPパケットの受信は許可されていません。
既定では何も設定されておらず、localhost(自分自身のサーバー)からのみ受信が許可された状態となっています。
また、コミュニティ名も登録されていません。
監視サーバーなど外部機器からSNMPパケットを受信・応答するためには、受信を許可するIPアドレスとコミュニティ名を追加で設定する必要があります。
SNMPパケットの受信設定は、すべてのIPアドレスから受信を許可するか、特定のIPアドレスのみ許可するかを選択できます。
※セキュリティの観点から、SNMPパケットの受信は必要最低限とし、特定のIPアドレスのみを許可することが望ましいです。
SNMPパケットの受信設定(コミュニティ名、許可IPアドレス)
SNMPパケットの受信設定は、サービスの設定から行います。
SNMPサービスのプロパティのセキュリティタブに、コミュニティ名や受信を許可するアドレスの設定項目があります。
今回の例では、コミュニティ名をtamanegi、受信を許可するIPアドレスを10.1.100.6としています。
Windows Defender ファイアウォールの通信許可設定を確認
SNMPパケットの受信ができない場合は、Windows Defender ファイアウォールの設定を確認します。
Windows Defender ファイアウォールでSNMPサービスの通信が許可されているか確認します。
※既定では、SNMPサービスのインストールと同時に通信が許可される設定になっています。
別の仮想マシンからsnmpwalkコマンドを使ってSNMPパケットの受信確認
別の仮想マシンからsnmpwalkコマンドを使って、Windows ServerでSNMPパケットの受信を確認します。
なお、コマンドを実行する仮想マシンのIPアドレスが、SNMPパケットの受信許可リストに含まれている必要があります。
今回は、Rocky Linuxの仮想マシンからsnmpwalkコマンドを実行しています。
Rocky Linuxの場合、snmpwalkコマンドはnet-snmp-utilsパッケージに含まれています。
必要に応じてインストールしてください。
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- コマンド例
- snmpwalk -v2c -c “コミュニティ名" “Windows ServerのIPアドレス" system
- コマンド例
Windows Server(10.1.100.4、ホスト名 vm-01)に対してsnmpwalkコマンドで問い合わせ、正常に応答が返ってきていることが確認できます。
※PowerShell 7.6.3を利用して確認しています。
| snmpwalkコマンドを使ったSNMPパケット受信確認 | |
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※実行結果の内容(CPU情報やWindowsのバージョン表記など)は、サーバーの環境によって異なります。
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(おまけ)CactiでWindows Serverのデバイスを登録する場合の手順
Windows ServerをCactiへデバイス登録する手順です。
Windows Serverには、あらかじめSNMPサービスをインストールした状態で設定を行っています。
以下の記事でインストールしたCactiを利用しています。
※こちらの画面例はWindows Server 2022で設定した場合の例になります。
最後に
今回は、Windows ServerのSNMPサービス構成手順についてまとめました。
SNMPサービスの機能追加からコミュニティ名の登録、受信許可設定まで、利用開始までの基本的な手順を確認しています。
また、snmpwalkコマンドを使用してSNMPパケットの受信確認ができることも分かりました。
引き続き、いろいろ試してみたいと思います。
Windows Defender ファイアウォールで通信を許可するための手順については、以下の記事で紹介しています。
PowerShellを利用して規則を構成する手順についても紹介しています。
























