(2022年版)AzureでFree版SendGridのアカウントを作成
Azure SaaS(Marketplace)のサービスで無料(Free)版のSendGridが作成する事が出来ます。
今回はAzure Portal使って無料版SendGridアカウントを作成してみました。併せてSendGridのサイトからも無料版のSendGridアカウントを作成してみました。
※一時期Azure Marketplaceで無料版(Free)のSendGridが選択できなくなっていたのですが、2022年1月現在利用できるようになっています。
SendGridアカウントについて
SendGridとは
構造計画様のサイトに記載がありますがSendGridはメール配信サービスになります。
SendGrid自体はTwilio社のサービスになります。
大前提としてAzureではSMTP25番ポートを利用した通信(インターネット向け)が禁止されています。
もし使えたとしてもAzure上のパブリックIP自体は過去どのような使い方をされていたか分からずブラックリスト登録されている可能性があります。
過去に不正利用されていたIPだった為にスパム判定されてしまう可能性もあります。
Azureから外部へのメール送信にはSendGrid等のメール配信サービスを使った利用が推奨されております。
Azure でのアウトバウンド SMTP 接続に関する問題のトラブルシューティング(公式)
AzureでSendGridを使う方法
Azure上でSendGridを使うには主に以下の3つ方法があります。
またそれぞれ無料利用枠もあります。
AzureのSaaSのメニューでTwilio SendGridが利用できるようになっています。
※一時期Azure MarketPlaceを使ってSendGridの無料版が使えなくなっていたのですが2022年1月現在使えるようになっています。
アカウント作成方法 | 無料版有無 |
Azure上でSendGridアカウント作成する | 有り(無料利用枠は100通/dayまで) |
SendGrid(Twilio)に直接アカウントを作成する | 有り(無料利用枠は100通/dayまで) |
構造計画様のサイトでSendGridのアカウントを作成する | 有り(無料利用枠は12000通/月) |
Azure上でSendGridアカウントやSendGridに直接アカウントを作った場合のプラン
以前はプラン構成が違ったのですが、現在はほぼ同じプラン構成になっているようです。数字は送信通数(月あたり)になります。
SendGridに直接アカウントを作成した場合のプランはこちらを参照ください。
AzureでSendGridアカウントを作った場合のプランと価格 | SendGrid(Twilio)に直接アカウントを作った場合のプランと価格 | ||
Free 100 | 無料 | Free | 無料 |
Essentials 40K | ¥1,630.32 | Essentials 40K | $14.95 |
Essentials 100K | ¥3,266.09 | Essentials 100K | $29.95 |
Pro 100K | ¥9,755.97 | Pro 100K | $89.95 |
Pro 300K | ¥27,006.51 | Pro 300K | $249 |
Pro 700K | ¥48,698.48 | Pro 700K | $449 |
Pro 1.5M | ¥81,236.44 | Pro 1.5M | $749 |
Pro 2.5M | ¥108,351.41 | Custom Pricing | – |
Free版では上限を超えた送信は出来ません。
SendGridプランでEssentialsとProの違い
送信通数の上限の違い以外にもProの場合は以下の設定が使えるようになっています。ビジネス目的の場合はProを利用した方が良さそうです。
詳細はこちらを参照ください。
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- EssentialsとProの違い
- No Access to Email Validation
- No Access to Dedicated IPs
- No Subuser Management
- No Single Sign-On (SSO)
- EssentialsとProの違い
構造計画様でSendGridを契約した場合の特徴
構造計画様とSendGridの契約しても利用する事が可能です。構造計画様と契約した場合は以下のような特徴があるそうです。
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- 日本語のサポートが受けられます。
- ドメイン自体を保有者のみが申請契約可能だそうです。(別会社の人が代理で申請と言う事は出来ないそうです。)
- 無料プランもあります。
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価格の詳細やアカウント作成はこちらから実施出来ます。
※今回は構造計画様でのアカウント作成については試しておりません。
※構造計画様のサイトでSendGridのアカウントを作った場合でもAzure上から利用可能です。
Azure上でSendGridアカウントを作成
SaaSのメニューからSendGridプランの申し込み
AzureのSaaSのメニューからSendGridのプラン申し込みを行います。
SendGridアカウントの構成を行う
Azure Portal上でプラン申し込みが終わったら次はSendGridアカウントの構成を行います。
SendGridアカウントの設定 | |
アカウントを今すぐ構成を選択します。 | ![]() |
SendGridアカウントの登録画面が表示されます。 必須項目を入力します。Contact Emailには連絡先メールアドレスを入力します。 入力が完了したらGet Started!を選択します。 |
![]() |
登録が完了したらWelcome画面が表示されます。 これでSendGridアカウントの登録は完了です。 |
![]() |
SendGridで送れるメールには送信者やドメインの制限がある
SendGridではメール送信するアドレスや送信ドメインを事前に認証しておく必要があります。今回は送信者認証(Sender認証)で設定をやってみます。
送信者認証もしくはドメイン認証の設定の他にもメール送信の為にAPIキーの発行などを行う必要があります。
こちらの記事も併せて参照願います。
SendGridのサイトで直接アカウント作成
SendGridのサイトでも無料版のアカウントが作成出来るようなので試してみます。
SendGridのサイトでアカウント作成
SendGridのサイトへアクセスしアカウント作成を行います。
アカウント作成 | |
SendGridのサイトへアクセスします。 プラン選択画面が表示されます。Start For Freeを選択します。
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![]() |
作成画面が表示されます。 |
![]() |
アカウント設定画面が表示されますので自身の佳境に合わせて入力します。入力が完了したらGet Started!をクリックします。 | ![]() |
確認メールが届きますので2段階認証設定を行います。
※SendGridでの直接アカウント作成は2021年2月に実施した内容になります。
SendGridの2段階認証を設定する
アカウント作成時に設定したメールアドレスに確認メールが来ますので設定を進めます。
これでSendGridアカウントの作成は完了です。
SendGridを使ってメール送信する時の認証設定
SendGridを使ってメール送信を行う為には送信者認証もしくはドメイン認証の設定を行う必要があります。
SendGridメール送信時の認証設定についてはこちらの記事を参照ください。