Zabbixのアラート通知設定(トリガーアクションとユーザーのメディア設定)

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Zabbixで障害を検知した場合のアラート通知設定方法です。
アクションの概要、アラート通知に必要な設定内容、トリガーアクションの設定、ユーザーのメディア設定の内容や手順について確認しています。
また、トリガーアクションの実行ログの確認方法についても紹介しています。

※Zabbix 7.0 LTS(7.0.29)の環境にて確認しています。

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Zabbixで障害検知した時のアラート通知設定概要、手順

アクションとは?

Zabbixのアクションは、どういうイベントが発生した場合に、通知や処理などの実行内容を決める設定です。

2 アクション

イベント、条件、実行内容の3項目で構成されます。

設定項目 設定内容
イベント 対象となるイベントの種類です
トリガーアクション、サービスアクション、ディスカバリアクション、自動登録アクション、内部アクションがあります
条件 アクションを実行する対象
タイプ(ホストグループなど)、値(ホストグループ名など)があります
実行内容 条件に合致した場合に実行する操作内容
メール送信などメディアタイプの実行、ホストの追加など操作実行などがあります

実行内容で設定できる項目については、公式サイトに記述があります。

2 実行内容

トリガーアクションとは?

監視しているトリガーが障害状態になったときに、通知する場合などに使用します。
設定したホストグループで障害イベントが発生した場合に、どのメディアタイプを使用して、どのユーザーグループへ通知するかと言った設定ができます。
障害発生時だけではなく、更新時や復旧時の通知などにも利用されます。

1 アクション

設定項目 設定内容
タイプ アクション実行の対象
ホストグループやトリガーの深刻度などがあります
オペレータ タイプに等しいや等しくないなどの条件
対象となる条件
ホストグループであればホストグループ名、トリガーの深刻度であれば致命的な障害などの深刻度などがあります
実行内容 実行する処理内容
使用するメディアタイプや通知先となるユーザーグループなどがあります

通知先メールアドレスの設定はユーザーのメディア設定

通知先の設定は、ユーザーのメディア設定で行います。

設定項目 設定内容
タイプ 通知に使用するメディアタイプ
送信先 通知先
有効な時間帯 通知を行う時間帯
指定した深刻度のときに使用 通知対象となるトリガーの深刻度

アラート通知に必要な設定(メディアタイプ、アクション、ユーザーのメディアで設定する内容)

Zabbixで障害を検知した場合にメール通知を行うために必要な、設定箇所と設定内容です。
トリガーの深刻度やメッセージテンプレートなど、一部の項目は複数の箇所で設定できます。

設定箇所 主な設定内容
メディアタイプ SMTP サーバー、送信元などのメール送信に必要な設定
メディアタイプのメッセージテンプレート メール送信時のフォーマット
アクション アラート通知対象となる条件
対象となるホストグループ、トリガー名、トリガーの深刻度などの通知条件
アクションの実行内容 アラート通知先となる対象
ユーザーグループやユーザーなどの通知対象
ユーザーのメディアタブ 通知先や通知条件
メールアドレス、通知時間帯、トリガーの深刻度などの設定

※その他に、ホストで障害検知を行うためのトリガー設定が必要となります。

今回作成したトリガーアクションの設定内容

今回設定したトリガーアクションの設定値です。

1 アクション

メディアタイプ、ホストグループ、ユーザーグループなどは、事前に作成したものを利用しています。

設定項目 設定内容
名前 trriger_action_01
実行条件
 タイプ ホストグループ
 オペレータ 等しい
実行内容
 実行内容
  処理内容 メッセージの送信
  ユーザーグループに送信 user_group_01
  送信メディアタイプ Email(SendGrid)
 復旧時の実行内容
  処理内容 メッセージの送信
  ユーザーグループに送信 user_group_01
  送信メディアタイプ Email(SendGrid)
 キャンセルされた
 エスカレーションの通知
無効
(チェックを外す)

ユーザー、メディアタイプ、ホストの作成手順

ユーザー、メディアタイプ、ホストの設定手順については、こちらで紹介しています。
通知時のメールフォーマットとなるメッセージテンプレートの設定については、メディアタイプの設定手順の中で紹介しています。

トリガーアクションの作成手順(通知対象となるホストグループを選択)

トリガーアクションの設定手順です。
事前に作成したメディアタイプ、ホストグループ、ユーザーグループを利用して、メール送信を行うためのトリガーアクションを作成します。

トリガーアクションの設定手順
通知のアクションにあるトリガーアクションを選択します。
アクションの作成を選択します。
トリガーアクションの画面を表示(Zabbixのアラート通知設定)
新規アクションの設定画面が表示されます。
名前を入力します。
実行条件の追加を選択します。
新規アクション設定画面(Zabbixのアラート通知設定)
実行条件の設定画面が表示されます。
タイプを選択します。
オペレータを選択します。
対象となるホストグループを選択します。
追加を選択します。

※タイプにはホストグループ以外にも、トリガーやタグ名など様々な項目を選択できます。

アクション実行条件を設定(Zabbixのアラート通知設定)
トリガーアクションの実行条件で選択可能なタイプ(Zabbixのアラート通知設定)
アクションの実行対象のホストグループを選択(Zabbixのアラート通知設定)
アクションの実行条件設定後の画面(Zabbixのアラート通知設定)
実行内容のタブを選択します。
実行内容の追加を選択します。
アクションの実行内容を追加(Zabbixのアラート通知設定)
実行内容の詳細設定画面が表示されます。
ユーザーグループに送信の項目で、送信先となるユーザーグループを選択します。
送信メディアタイプを選択します。
追加を選択します。
アクションの実行内容で送信先となるユーザーグループを選択(Zabbixのアラート通知設定)
アクションの実行対象となるユーザーグループを選択(Zabbixのアラート通知設定)
設定後のアクションの実行内容(Zabbixのアラート通知設定)
同様に復旧時の実行内容を追加します。
送信先となるユーザーグループや送信メディアタイプを選択します。
追加を選択します。
復旧時のアクションの実行内容を追加(Zabbixのアラート通知設定)
実行内容の対象となるユーザーグループを選択(Zabbixのアラート通知設定)
アクションの実行対象となるユーザーグループを選択(Zabbixのアラート通知設定)
障害復旧時の実行内容を追加(Zabbixのアラート通知設定)
実行内容の設定が完了したら追加を選択します。
今回は、キャンセルされたエスカレーションの通知を無効化しています。
新規トリガーアクションを追加(Zabbixのアラート通知設定)
追加されたトリガーアクションが確認できます。 新規作成されたトリガーアクションを確認(Zabbixのアラート通知設定)

ユーザーのメディア設定手順(送信先となるメールアドレスを設定)

ユーザーのメディア設定を行います。
メール送信を行う場合の設定例です。
今回は、事前に作成したユーザーにメディア設定を追加しています。

ユーザーのメディア設定手順
ユーザーのメニューを選択します。
設定対象となるユーザーを選択します。
設定対象となるユーザーを選択(Zabbixのアラート通知設定)

ユーザーの設定画面が表示されます。
メディアにある追加を選択します。

メディア設定画面が表示されます。
タイプには、事前に作成したメール送信用のメディアタイプを選択します。
送信先には、メールアドレスを設定します。
追加を選択します。
メディア設定が追加されていることを確認できたら、更新を選択してユーザー設定を保存します。

ユーザーにメディア設定を追加(Zabbixのアラート通知設定)
ユーザーのメディア設定を追加(Zabbixのアラート通知設定)
ユーザーの設定を更新して保存(Zabbixのアラート通知設定)

障害通知メールの例

送信された障害通知メールの例です。
Windows ServerでZabbix Agentのサービスを停止して、障害を発生させています。
なお、今回は、メールテンプレートはZabbixデフォルト設定のまま利用しています。

アラート通知メールの例
障害発生時、障害復旧時にメール送信されていることが確認できます。

Problem: Windows: Zabbix agent is not available (for 3m)

Problem started at 09:58:26 on 2026.08.22
Problem name: Windows: Zabbix agent is not available (for 3m)
Host: vm-01
Severity: Average
Operational data: not available (0)
Original problem ID: 362

Resolved in 5m 0s: Windows: Zabbix agent is not available (for 3m)

Problem has been resolved at 10:03:26 on 2026.08.22
Problem name: Windows: Zabbix agent is not available (for 3m)
Problem duration: 5m 0s
Host: vm-01
Severity: Average
Original problem ID: 362

アクションの実行結果はアクションログで確認

アクションの実行結果は、レポートにあるアクションログで確認できます。
アクションの成功、失敗はステータスの項目で確認できます。

アクションログで実行結果を確認
レポートにあるアクションログを表示します。
実行されたアクションの実行結果を確認できます。
トリガーアクションの実行結果をアクションログで確認(Zabbixのアラート通知設定)

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最後に

今回は、Zabbixのアラート通知設定の中で、トリガーアクションやユーザーのメディア設定について確認しました。
トリガーアクションやユーザーのメディア設定により、障害内容に合わせて通知先や通知条件などを細かく設定できることを確認しました。
また、アクションログでトリガーアクションの実行結果を確認できることが分かりました。

引き続き、いろいろ試してみたいと思います。

Zabbixの監視設定方法については、こちらで紹介しています。

Zabbix エージェントのインストールやホストの追加手順については、こちらで紹介しています。

Zabbixユーザーに関連する内容については、こちらで紹介しています。

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