SendGrid使ってLogic Appsのワークフローからメール送信する方法
Azure Logic Apps(ロジックアプリ)のワークフローでメールを送信するための手順です。
今回は、SendGridのコネクタを利用したメール送信手順を確認しています。
Logic AppsにはSendGridコネクタが用意されています。
このコネクタを利用することで、ワークフロー内でSendGridアカウントを利用したメール送信が可能です。
※本記事内では、一部を除きAzure Logic Apps(ロジックアプリ)をLogic Appsと表記しています。
※従量課金(マルチテナント)のLogic Apps環境を利用しています。
Logic AppsのSendGridコネクタを利用したメール送信設定手順
Logic AppsにはSendGridのコネクタが用意されています
Logic AppsにはSendGridコネクタが用意されています。
SendGridコネクタにはメール送信用のアクションが含まれています。
このコネクタを利用してSendGridによるメール送信などの操作ができます。
Logic Appsの概要やリソース作成手順については、こちらで紹介しています。
コネクタ、アクション、トリガーの概要についても紹介しています。
※記載時点では、メール送信のアクションはv4が推奨になっています。
AzureでSendGridアカウントを作成
AzureでのSendGridアカウントの作成手順については、こちらで紹介しています。
SendGridコネクタを利用したワークフローを作成
SendGridを利用してメール送信を行うワークフローを作成します。
SendGridコネクタを利用する場合は、新しく接続を作成する必要があります。
接続を作成する際には、SendGridで発行したAPI Keyが必要になります。
今回は、スケジュールのトリガーを利用しています。動作確認後は無効化します。
SendGridでのAPI Key発行手順については、こちらで紹介しています。
作成したSendGridへの接続を確認
ワークフロー内で作成したSendGridへの接続設定を確認します。
API接続を確認 | |
従量課金(マルチテナント)の場合は、左側のメニューでAPI接続を選択します。 接続済みの状態であることが確認できます。 |
【従量課金(マルチテナント)】![]() |
Standard(シングルテナント)の場合は、左側のメニュー接続を選択します。 接続済みの状態であることが確認できます。 |
【Standard(シングルテナント)】![]() |
※設定したSendGridのAPI Keyを変更する場合は、API接続を選択し、API Keyを再設定します。
ワークフローを実行してSendGridを使ったメール送信の動作確認
ワークフローを実行して、SendGridを使ったメール送信の動作を確認します。
メール送信を確認 | |
実行を選択します。 | ![]() |
実行履歴を確認します。 実行結果がグリーンで表示されています。 ワークフローが正常に終了したことを確認できます。 |
![]() |
![]() |
|
SendGridの管理画面でも送信を確認できます。 | ![]() |
※SendGridの認証を送信メールアドレスで認証(Single Sender Verification)している場合は、プロバイダー(GoogleやYahooなど)側でブロックされる場合があります。
最後に
SendGridを使って、Logic Appsのワークフローからメール送信する手順について確認しました。
今回はシンプルにメールを送信する手順を確認していますが、他のアクションと組わせて利用する事もできます。
SendGridを使ってLogic Appsのワークフローからメール送信例については、こちらで紹介しています。
Logic Appsのワークフローを利用してSlackへメッセージ投稿する事もできます。
手順についてはこちらで紹介しています。
Logic AppsのワークフローでAzure AI Translatorのテキスト翻訳を利用する手順については、こちらで紹介しています。
Logic Appsのワークフロー内でKey Vaultのシークレットを参照する手順については、こちらで紹介しています。
取得したシークレットをワークフロー内で非表示にする方法についても紹介しています。
Logic Appsのワークフロー内で日付や時刻取得に関するアクションについては、こちらで紹介しています。
Logic AppsのワークフローでサブスクリプションIDを取得する手順については、こちらで紹介しています。