パスフレーズ付きSSH鍵の作成方法からログイン手順(Tera TermやPuTTYを利用)

Azure,RockyLinux/CentOS,Virtual Machine

パスフレーズ付きのSSH鍵ペア作成手順の紹介です。
Tera TermやPuTTYを利用してSSH鍵ペアを生成しています。
パスフレーズ付きの秘密鍵を使用した、OSへログイン方法についても紹介しています。

※RSA 4096Bitsで生成しています。
※Tera TermはVersion 5.1を使用しています。
※PuTTYはRelease 0.81を使用しています。
※OSにはRocky Linux release 9.1 (Blue Onyx)を使用しています。

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Tera Termでパスフレーズ付きの鍵ペアを生成、ログイン

TeraTermを利用してパスフレーズ付き鍵ペアを生成

TeraTermを利用してパスフレーズ付きの鍵ペアを生成します。

※TeraTermは窓の杜などからダウンロードしてインストールしておきます。

パスフレーズ付き鍵生成

TeraTermの設定を選択します。
表示されたメニューからSSH鍵生成を選択します。

Tera Termの設定メニューでSSH鍵を選択

鍵生成が表示されます。
鍵の種類はRSA、ビット数は4096にしています。
生成を選択します。

Tera Termの鍵生成画面(RSA 4096ビット)

鍵生成後にパスフレーズの入力を行います。
コメントは適時入力します。
公開鍵の保存を選択します。
秘密鍵の保存を選択します。

保存時のデフォルトのファイル名は公開鍵はid_rsa.pub、秘密鍵はid_rsaになります。

Tera Termで鍵生成後にパスフレーズを設定して鍵を保存

パスフレーズ付きの秘密鍵を利用してログイン

パスフレーズ付きの秘密鍵を利用してOSへログインする手順です。

OSへログイン
ホスト名(もしくはIPアドレス)やポート番号を指定します。
OKを選択します。
Tera Termの新しい接続画面
SSH認証画面です。
ユーザー名を入力します。
認証方式で鍵を使うを選択します。
秘密鍵のファイルを指定します。
パスフレーズを入力しログインします。
秘密鍵のファイルやパスフレーズを指定してAzure VMにログイン
Azure VMにログインした画面

PuTTYでパスフレーズ付きの鍵ペアを生成、ログイン

PuTTYを利用してパスフレーズ付き鍵ペアを生成

PuTTYを利用してパスフレーズ付きの鍵ペアを生成します。

※PuTTYはダウンロードサイトからダウンロードしてインストールしておきます。

パスフレーズ付き鍵生成

PuTTYgen(PuTTY Key Generator)を開きます。
ParametersでRSAを選択します。
4096ビットとしています。

※マウスを動かしてキーを生成します。

PuTTY Key Generatorの鍵生成画面(RSA 4096ビット)

鍵が生成されたら、パスフレーズを設定します。
公開鍵、秘密鍵を保存します。
必要に応じてコメントを入力します。

保存時のデフォルトのファイル名は公開鍵はid_rsa.pub、秘密鍵はid_rsa.ppkになります。

PuTTY Key Generatorでパスフレーズ設定と鍵ダウンロード

パスフレーズ付きの秘密鍵を利用してログイン

パスフレーズ付きの秘密鍵を利用してOSへログインする手順です。

OSへログイン
“Connection"、"SSH"、"Auth"、"Credentials to authenticate with"と選択します。
“Private key file for authentication"で秘密鍵のファイル指定します。
PuTTY  Confifurationでログインに使用する秘密鍵を設定

“Session"を選択します。
ホスト名(もしくはIPアドレス)やポート番号を指定します。
Openを選択します。

※接続情報を再利用する場合は名前をつけて保存します。

PuTTY  Confifurationを使ってOSへログイン
接続画面が表示されます。
秘密鍵のパスフレーズを入力します。
OSへログインできました。
PuTTY  Confifurationを使ったログイン時のパスフレーズ確認

最後に

今回はTera TermやPuTTYを利用した鍵ペアの生成手順をまとめてみました。
パスフレーズ付きの秘密鍵を利用したOSへのログインについても紹介しています。

※今回はAzureの仮想マシンでの利用を想定してRSA 4096Bitsで生成しています。

サポートされる SSH キーの形式

仮想マシン作成時に生成した鍵を利用する方法についてはこちらで紹介しています。

こちらの記事で、Rocky Linuxを例に仮想マシン作成後の初期設定や、rootユーザーや管理者アカウント(ユーザー)の権限設定等について紹介しています。

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