Azureストレージのファイル共有(Azure Files)でバックアップ、リストア、削除までをやってみた(リストア編)

前回はAzure ストレージのファイル共有(Azure Files)のバックアップを実施しましたが、今回は続きとしてリストアからリソース削除までを実施してみました。

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 Azure Filesリストアについて

リストアのパターンについて

リストアの方法にはファイル共有かファイル単位でリストアするかなどいくつかのパターンがあります。

復元の方法 復元先 上書き可否 別のストレージアカウント指定可否
共有の復元(ファイル共有のリストア) 同じ場所 既存のものを上書き、スキップ  
別の場所 既存のものを上書き、スキップ 別のストレージアカウントも指定可能
ファイルの回復 同じ場所 既存のものを上書き、スキップ  
別の場所 既存のものを上書き、スキップ 別のストレージアカウントも指定可能

リストア前のファイル削除

リストアを確認する為に事前にファイル共有でファイルを削除します。

ファイル削除
ファイル共有でファイルを選択し削除します。

Azure ストレージ ファイル共有(Azure Files)を同じ場所にリストア

同じストレージアカウントのファイル共有にリストアを実施します。

共有の復元(同じ場所へ復元)
共有の復元を選択します。
復元ポイントのリストが表示されますので、復元したいポイントを選択します。

復元先を指定します。
元の場所を指定します。
競合が発生した場合は上書きするかしないかの判断になります。今回はは既存のものを上書きを選択します。

復元をクリックするとリストアが開始します。

ファイルがリストアされているかを確認します。

ファイル共有を見るとファイルがリストアされている事が分かります。

※最終変更日もバックアップセンターのログと合致している事が分かります。

バックアップセンターでAzure Filesのリストア確認

ファイルリストア状況についてはバックアップジョブで確認が可能です。
バックアップセンターで確認してみます。

※Recovery Servicesコンテナーのバックアップジョブでも同様に確認が可能です。

バックアップセンターでバックアップジョブを確認
バックアップセンターでバックアップジョブを選択します。実行されたバックアップジョブの一覧が表示されます。復元が完了している事が確認出来ます。

Azure ストレージ ファイル共有(Azure Files)を違う場所にリストア

別の場所として、リストア先のストレージアカウント、ファイル共有が指定可能です。併せてディレクトリ指定が出来ます。
今回は環境の都合上、同じストレージアカウントの同じファイル共有を選択しています。

共有の復元(別の場所へ復元)
復元先を別の場所を選択します。
ストレージアカウントが選択できるようになり、リストア先に指定可能なストレージアカウント一覧が表示されます。
ストレージアカウント内に
バックアップ先のフォルダー名を指定する事が出来ます。
リストア後の確認をしてみます。
指定したファイル共有に復元時に指定したフォルダーが作成されている事が分かります。
その配下にリストアされている事が分かります。

Azure ストレージ ファイル共有(Azure Files)を同じファイル共有にファイル単位でリストア

ファイル単位でのリストアをやってみます。
同じストレージアカウントのファイル共有にファイル単位でリストアを実施します。

ファイルの回復(同じ場所へ復元)
ファイルの回復を選択します。
復元ポイントを選択後、ファイルの追加をクリックします。リストア対象のファイルが表示されますので選択します。
復元先を元の場所とし復元をクリックします。
リストア後の確認をしてみます。
ファイルが復元されている事が確認出来ました。

Azure ストレージ ファイル共有(Azure Files)を別のファイル共有にファイル単位でリストア

ファイル共有のリストアと同様に、リストア先のストレージアカウントやファイル共有が指定可能です。併せてディレクトリ指定が出来ます。
今回は環境の都合上、同じストレージアカウントの同じファイル共有を選択しています。

ファイルの回復(別の場所へ復元)
別の場所を指定するとリストア先のストレージアカウントやファイル共有の指定が出来ます。
ファイルの追加でファイル指定します。
復元をクリックするとリストアが開始されます。
リストア後の確認をしてみます。
指定したストレージアカウントのファイル共有にディレクトリが作成され、その中にファイルがリストアされている事が確認出来ます。

Azure FilesとRecovery Servicesコンテナーを削除する

検証で利用したリソースをすべて削除します。
ロックがあったりして単純に削除できなかったため備忘録を兼ねて手順を記しておきます。
今回は全部削除するようにしていますが実際の削除は環境に合わせて実施して下さい。

ファイル共有の削除はバックアップ停止してから

ファイル共有の削除はバックアップを停止してから実施します。

バックアップの停止
ファイル共有のバックアップでバックアップの停止を選択します。
今回は完全に削除するので、バックアップデータの削除を選択します。
バックアップ項目の名前を入力後、理由を選択します。
バックアップを停止します。

バックアップジョブで確認するとDelete Backup dataが表示されており、バックアップの停止が完了している事が分かります。

※今回はRecovery Servicesコンテナーのバックアップジョブ画面で確認しています。

ファイル共有の論理削除を無効にする

完全に削除するのでファイル共有の論理削除を無効にします。
論理的な削除は、ファイル共有のバックアップ設定した時点で自動的に有効(14日間)設定されます。

ファイル共有の論理削除無効化
ファイル共有で論理的な削除の横にある日にちをクリックします。
論理的な削除な設定画面が表示されますので、無効を選択し保存します。

ストレージアカウントのロックを解除しないとファイル共有が削除できない

Recovery Servicesコンテナーを使ったバックアップ設定を実施するとロックの設定が自動設定されます。
AzurebackupuprotectionLockと言う名前で削除ロックが設定されており、これを削除せずにファイル共有を削除しようとすると、”ストレージ ファイル共有 'backup-test’ を削除できませんでした。エラー: ScopeLocked: The scope…”というエラーが表示されます。

ロック削除
ストレージアカウントのロックを表示します。
ロックが表示されますので削除します。

ファイル共有を削除

ロックを削除後にファイル共有削除をします。

ファイル共有削除
ファイル共有を表示します。
削除対象のファイル共有を選択し共有を削除します。
削除が完了するとファイル共有がない事が確認出来ます。

ストレージアカウントを削除

ストレージアカウントを削除します。

ストレージアカウント削除
ストレージアカウントで削除を選択します。

ストレージアカウントの削除確認画面が表示されます。
ストレージアカウント名を入力し削除を実施します。

Recovery Servicesコンテナーでバックアップポリシーを削除

Recovery Servicesコンテナーを削除してもバックアップポリシーが残ってしまうので削除します。
別途利用している場合は削除しないでください。

バックアップポリシー削除
Recovery Servicesコンテナーで削除対象のバックアップポリシーを選択します。
削除を選択すると確認画面が表示され削除できます。

Recovery Servicesコンテナーを削除する

最後にRecovery Servicesコンテナーを削除します。

ファイル削除
Recovery Servicesコンテナーで削除を選択します。

確認メッセージが表示されますので”はい”を選択し削除します。

※バックアップ対象が残っていると削除できません。

検証用で利用したリソースをすべて削除する事が出来ました。
実際の削除は環境に合わせて実施するようにお願い致します。

バックアップ設定はこちら。