Visual Studio CodeでAzure CLIやAzure PowerShellを使用するための設定手順
Visual Studio Code(VS Code)でAzure CLIやAzure PowerShellを使用するための設定手順です。
Windows環境でAzure CLIやAzure PowerShellをインストールし、利用します。
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- 主な手順
- Azure CLI
- WindowsへAzure CLIをインストール
- Visual Studio CodeにAzure CLI Toolsをインストール
- Visual Studio CodeでAzure CLIコマンドを実行し動作確認
- Azure PowerShell
- PowerShell 7のインストール
- Visual Studio CodeでのPowerShellバージョンの切り替え
- Azure PowerShellのインストール
- Visual Studio CodeでAzure PowerShellコマンドレットを実行し動作確認
- Azure CLI
- 主な手順
Visual Studio CodeでAzure CLIを使用するための手順
Visual Studio Codeのセットアップ
Visual Studio Codeのセットアップ手順は、こちらで紹介しています。
WindowsにAzure CLIをインストール
WindowsにAzure CLIをインストールします。
いろいろなインストール方法がありますが、今回はMicrosoft インストーラーを利用した手順で進めています。
※Azure CLIのパスは自動的に追加されます。
Visual Studio CodeでAzure CLIコマンドを実行しインストールを確認
Visual Studio Code上でAzure CLIのコマンドを実行し、インストールを確認します。
Azureへのサインインを行い、Azure CLIコマンドが正常に利用できることを確認します。
Azure CLIコマンドを実行 | |
メニューの"ターミナル"にある"新しいターミナル"を選択します。
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ターミナル画面が表示されたら、"az login"と入力して実行します。 |
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サインイン画面が表示されます。 ※サインイン後は、ブラウザを閉じます。 |
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Visual Studio CodeでAzure CLI Toolsをインストール
Visual Studio CodeでAzure CLIをより便利に利用するために、Azure CLI Toolsをインストールします。
Azure CLI Toolsインストール手順 | |
左側にある拡張機能ボタンをクリックします。
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Azure CLIコマンドをファイルとして保存し実行
Visual Studio Codeで、Azure CLIを使用してファイルの保存および実行ができるか確認します。
※デバッグを行う場合は、デバッガの拡張機能を別途インストールする必要があります。
サインインに利用するAzure CLIコマンドは、こちらで紹介しています。
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PowerShell 7のインストールから利用するバージョンの切り替え手順(5→7)
既定のPowerShell バージョンを確認
Visual Studio Codeで既定のPowerShellバージョンを確認します。
$PSVersionTableでバージョンを確認します。
PowerShellのバージョンを確認 | ||
$PSVersionTableでPowerShellのバージョンを確認します。 ※環境によっては7が既定のバージョンとなっていることもあります。 |
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Wingetツールを使ったPowerShell 7のインストール手順
Wingetツールを使うと、Windows 10およびWindows 11でアプリケーションのインストールやアップグレード、削除などができます。
Winget ツールを使用したアプリケーションのインストールと管理
Wingetツールを使って、PowerShellをインストールできます。
Winget を使用して PowerShell をインストールする
インストーラーをダウンロードしてインストールすることも可能です。
GitHubから最新のPowerShellをダウンロードしてインストールします。
※PowerShellのバージョン5.1がアップデートされるわけではありません。5.1と7.3が共存した形になります。
Visual Studio CodeでPowerShellの拡張機能をインストール
Visual Studio CodeにPowerShellの拡張機能をインストールします。
PowerShellの拡張機能をインストール | |
左側にある拡張機能のボタンをクリックします。 |
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Visual Studio Codeで使用するPowerShellのバージョンを7に切り替える
PowerShell 7をインストールしても、Visual Studio Codeで使用されるPowerShellのバージョンは自動的には切り替わりません。
デフォルトでは既定のバージョンである5が利用されます。
手動で利用するPowerShellのバージョンを切り替える必要があります。
PowerShellのバージョンを7に切り替え | ||
メニューの"表示"にある"コマンドパレット"を選択します。 |
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“PowerShell: Show Session Menu"と入力して選択します。 ※必要に応じてVisual Studio Codeを再起動します。 |
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“$PSVersionTable"で、PowerShellのバージョンを確認します。 ※記事記載時点での最新バージョンです。
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Visual Studio CodeでAzure PowerShellを使うための手順
Azure PowerShellモジュール(Azモジュール)のインストール手順
PowerShellを使用してAzureのリソースを操作する場合は、Azure PowerShellモジュール(Azモジュール)を追加でインストールする必要があります。
Windows に Azure PowerShell をインストールする
Azure PowerShellをインストール | ||
Azure PowerShellをインストールする前の確認設定作業です。
※インストール後は、PowerShellの実行ポリシーを元の設定に戻します
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Visual Studio Codeのターミナルで、Azure PowerShellモジュールをインストールします。
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Visual Studio CodeでAzure PowerShellを実行し確認
Visual Studio CodeでAzure PowerShellを実行し、動作を確認します。
Azureへのサインインを例に確認します。
Azure PowerShellの確認 | |
左側のメニューでPowerShellのアイコンを選択すると、PowerShellのコマンドレットが表示されます。 ※ターミナルに直接入力しても同じ動作になります。 |
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メニューの"ファイル"から"名前を付けて保存"を選択します。Ctrl+Shift+Sでも同じ操作が可能です。 |
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ファイルの種類で"PowerShell"を選択します。 |
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メニューの"表示"にある"コマンドパレット"を選択します。 ファイルを開いた状態で"PowerShell: Run"と入力して選択します。
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ポップアップでサインイン画面が表示されるので、Azureのアカウントでサインインします。 |
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Azure PowerShellを使ったサインイン方法は、こちらで紹介しています。
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最後に
Visual Studio CodeでAzure CLIやAzure PowerShellを使用するために必要な設定手順について確認しました。
PowerShell 7のインストールやバージョンの切り替え手順についても確認しています。
今回はAzureへのサインインを例に確認しましたが、Visual Studio Code上でさまざまなAzureリソースの操作も行えます。
引き続き、いろいろ試してみたいと思います。
Visual Studio Codeのインストールや日本語化の手順については、こちらで紹介しています。