Logic Appsを使ってAzure Virtual Machineを定時に起動停止
Logic Appsを利用したAzure VMの起動停止をやってみました。
今まではAutomationアカウントを使って今まではやってたのですが、Logic AppsでAzure VMの起動停止とかもできたりするのかなぁと思って、試してみた所めちゃめちゃ簡単にできました。
今回はAzure VMの起動停止だけをやってますが、色んな事が出来そうなので引き続き試してみたい所です。
Azure VMを起動するロジックアプリ(Azure Logic Apps)を作成
ロジックアプリのサービスを作成する
ロジックアプリ自体を作成します。
作成手順 | |
ロジックアプリのメニューで追加(Consumption)を選択します |
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ロジックアプリの作成で設定を行います。
設定する値の入力が完了したら確認および作成をクリックします。 ※今回は起動だけなのですが、将来的に色々やってみたかったのでVM-ReStartという名前にしてみました。 |
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確認画面が表示されますので作成をクリックします。 |
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繰り返しトリガーの作成
ロジックアプリデザイナーを使って作成していきます。まず最初にトリガーを作成します。今回は毎朝10時にAzure VMを起動するようにしてみました。
作成手順 | |
ロジックアプリデザイナーを選択すると、トリガーが表示されますので繰り返しを選択します。 | ![]() |
今回は毎朝10時に起動とします。 間隔/頻度を1日とします。 Add new parameterが表示されますので、タイムゾーン、開始時刻、設定時刻(時間)、設定時刻(分)にチェックを入れます。 |
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今回は日本時間毎朝10時に起動するように設定した場合このようになります。 |
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Invoke resource operationのアクションを作成する
Azure Resource ManagerのInvoke resource operationのアクションを使ってAzure VMの操作を実施します。
作成手順 | |
検索欄にInvokeと入力します。 Invoke resource operationを選択します。 |
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サインインを要求されます。サインインをクリックするとAzureへのログイン画面が表示されますのでログインします。 | ![]() |
Subscription、Resource Group、Resource Providerを選択します。 Short Resource Idを設定します。Azure VMの場合は”virtualMachines/VM名”という形になります。 Client Api Versionは2021-03-01を設定しました。(この時点での最新版) Action Nameは実際に操作する内容になります。VM起動の場合はStartになります。 |
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設定が完了するとこのような感じになります。 |
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最後にLogic Appデザイナーで保存を選択します。 | ![]() |
ロジックアプリを実行してみる
作成したロジックアプリを実行してみます。
Logic Apps実行結果 | |
ロジックアプリデザイナーの画面で実行をクリックします。 |
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実行されている事が分かります。(起動に時間が掛かっている為、オレンジになっています。) |
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ロジックアプリ(Logic Apps)を複製(コピー)してAzure VMの停止も作成
作成したロジックアプリを複製(コピー)してAzure VMの停止を作成します。停止は毎朝10時30分にするようにしてみました。
作成手順 | |
ロジックアプリの画面で複製をクリックします。そうするとロジックアプリの作成画面が表示されます。ロジックアプリ名を入力し作成をクリックします。 これで作成は完了です。 |
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作成されたロジックアプリでロジックアプリデザイナーを選択します。 ロジックアプリデザイナーの設定もそのままコピーされていますので変更だけします。 設定時刻を10時30分に変更。Action Nameをdeallocateに変更し保存すると同じAzure VMの停止も作成出来ました。
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非常に簡単にできました。色々出来そうなので今後も引き続き試していきたい所です。
Power Shellを使ったAzure VMの起動停止はこちら。