Datadog AgentをインストールしてAzure VMのリソース取得
マルチクラウド対応の監視サービス(SaaS)の1つにDatadogがあります。
Datadogではエージェントレスでのクラウド監視もできますが、通常の監視のようにAzure VMにエージェントを入れた監視も可能です。エージェントを入れる事によりエージェントレスでの監視以上の情報取得が出来ます。
今回はDatadogエージェントを使ったアラート設定の下準備として、Azure VMへのDatadogのエージェントインストールを試してみました。
DatadogとAzureのテナント接続についてはこちら。
Azure VMにDatadogのエージェントをインストールする(Cent OS編)
Azure VM(Cent OS 7)にDatadogのエージェントをインストールしてみます。
1)最初にDataDogにログインします。
2)IntegrationsのメニューでAgentを選択します。CentOS/Red Hatの項目を選択すると下記画面が表示されます。
3)Use our easy one-step installに表示されているDDコマンドをコピーし、監視対象のAzure VM上で実行します。
[ユーザー名@host名 ]$ DD_AGENT_MAJOR_VERSION=7 DD_API_KEY=API_KEY DD_SITE="datadoghq.com" bash -c “$(curl -L https://s3.amazonaws.com/dd-agent/scripts/install_script.sh)" |
Agentがインストールされて監視が開始します。(デフォルトでは自動的に監視が開始されます。)
Agent の停止する場合は下記コマンドを実行します。
[ユーザー名@host名 ]$ systemctl stop datadog-agent |
※Agentインストール完了した時点でCPUやメモリ使用率といったリソース情報は取得開始されます。
Azure VMにDatadogのエージェントをインストールする(Windows編)
Azure VM(Windows)にDatadogのエージェントをインストールしてみます。
1)IntegrationsのメニューでAgentを選択します。Windowsの項目を選択すると下記画面が表示されます。Datadog Agent Installerをクリックするとダウンロードが開始されます。
※3に表示されるAPI Key、4に表示されるDataDog Regionはインストール時に利用します。
2)ダウンロードされたIntallerをクリックするとインストールが開始されます。Datadog Agent Setup画面が表示されますので、NextをクリックしSetupを開始します。
※Winodwsのセキュリティメッセージが表示された場合は実行を選択します。
3)下記ライセンス承認画面が表示されますので、確認し問題なければチェックボックスにチェックを入れてNextをクリックします。
4)1)の画面で確認したAPI Keyをコピー&ペーストしてNextをクリックします。
5)1)の画面で確認したRegionを選択しNextをクリックします。
6)Install開始画面が表示されますので、Installをクリックします。
これでDatadog Agentのインストールは完了です。自動的にData Dogに接続されリソースの収集が開始されます。
Datadogで取得されているリソース情報を確認する
DatadogのAgentのリソース取得が出来ているかを確認してみます。
InfrastructureのメニューでInfrastructure listを選択すると下記画面が表示されます。Agentからリソース収集されているホストの一覧が表示されます。
※Azure VM側でAgentを停止すると表示されません。
ホスト名を選択すると、ホストで取得されているリソース情報が確認出来ます。
特に何も設定することなく、リソース情報の確認が出来ます。
取得したリソースでの監視設定はこちら。