Azure Web Appsのリソース監視を設定してみた

App Service,Azure,Monitor

Azure Web Appsのリソース(CPU使用率やメモリ使用率)を見ようと確認してみた所、Azure Web Appsのメトリックにはありませんでした。

何故?という事で調べてみた結果、マイクロソフト公式サイトに答えがありました。

Azure App Service のアプリの監視(公式サイト)

サイトの記載を見ると、CPU使用率等のリソースについては、App Service プランのメトリックにあると記載がありました。

今回は、CPU使用率等のAzure Web Appsリソースを見てみる事から、監視設定まで実際に触って確認してみました。

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Azure Web AppsのメトリックにはCPU使用率がありません

最初にAzure PortalでAzure Web Appsのメトリックを見てみました。

それらしい、CPU Timeはありますが、CPU使用率のようなものはありません。

という事で、Azure App Service プランを見てみます。

Azure App Service プランのメトリックにWeb Appsのリソースはあります

Azure PortalでApp Service プランのメトリックを見てみました。

ちゃんと、CPU使用率やメモリ使用率がありました。

Azure Web Appsのリソースを指定しているのはApp Serviceプランになります。

リソースについてはリソース指定しているもので見るのが正解!!

という事でCPU使用率などのメトリックもApp Serviceプランにあるという事に気づきました。(当たり前な話なんでしょうけど。。。)

Azure Web Appsのリソース拡張もApp Serviceプランで設定

Azure Web Appsですが料金プランによっては、自動リソース拡張が設定できます。

ではこの設定自体はどこにあるというと、こちらも、App Serviceプランの設定になります。

Web Appsのスケールアウトの設定にありますが、実際はApp Serviceプランの設定となっています。(App Serviceプラン側のメニューでも全く同じ事ができます)

Azure Web Appsのリソース監視(App Serviceプランのリソース監視)

最後に、Azure Web Appsのリソース監視を確認してみます。これはApp Service プランのリソース監視を行う事になります。実際に見てみます。

 1)モニターのアラートを選択すると下記画面が表示されますので、新しいアラートルールを選択します。

 

 2)リソースの選択をします。

 

 3)リソースの種類でフィルターでプルダウンを選択すると、App Serviceプランがありますのでこちらを選択します。

 

 4)Web Appsに紐づいているApp Serviceプラン名を指定します。

 

 5)監視の条件を選択します。

 

 6)シグナルロジックの選択をします。今回はCPU使用率ですので、CPU Percentageを選択します。

 

7)シグナルロジックの構成が表示されますので設定を行います。設定が終わったら完了をクリックします。

 例えば80%より大きい場合はアラートといった場合は、アラートロジックは下記の通りのようにします。

        • しきい値:Static
        • 演算子:次の値より大きい
        • 集計の種類:平均
      • しきい値:80

 

8)アクショングループの設定で通知方法の設定を行います。

9)アラートルールの設定でアラートルール名の設定等を行います。

これですべての設定が終了ですので、アラートルールの作成をクリックします。

アラートルールが作成され、しばらくすると監視が開始されます。

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