Azure バックアップ センターを使ってみた
Azure バックアップセンターのプレビューが開始されていたので試してみました。
Azure バックアップ センターでは、Azure で管理されるバックアップを一元的に管理する事が出来ます。
特徴はAzureサブスクリプション内(複数のRecovery Serviceコンテナー)の情報を一元的に見る事が出来ます。
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- 出来る事
- サブスクリプション内のバックアップアイテムを一覧表示する
- サブスクリプション内のバックアップジョブ実行結果を一覧表示する
- Recovery Serviceコンテナーで使用しているバックアップデータ容量(データ転送量時含む)をサマリや一覧表示す
- 出来る事
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サブスクリプション内のバックアップジョブ実行結果がすべて一覧表示する事が出来る等、非常に便利な機能となっています。
※現時点では、Recovery Service コンテナーとAzure Database For PostgreSQLでバックアップを取得されるものが対象のようです。
Azure バックアップセンターを試してみる
Azure バックアップセンターのメニューを選択すると概要の画面が表示されます。
過去24時間のバックアップジョブ実行結果やバックアップ対象の数が表示されます。
ジョブ画面の数字を選択するとバックアップジョブの画面へ遷移します。
管理のメニューではサブスクリプション内のRecovery Service コンテナーの情報が見れます。
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- インスタンスのバックアップ:バックアップアイテムの一覧
- バックアップポリシー:バックアップポリシーの一覧
- コンテナー:Recovery Service コンテナーの一覧
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インスタンスのバックアップを選択するとバックアップ対象と保護状況が一覧表示されます。(別の複数のバックアップアイテムがある環境で見た際もすべて一覧表示されました。)
バックアップポリシーの画面では存在するバックアップポリシーの一覧が表示されます。
※Recovery Service コンテナーが複数の場合等では、DefaultPolicyが一杯並んだりします。(削除していない場合)
コンテナーでは、Recovery Service コンテナーの一覧が表示されます。
監視のメニューではバックアップ実行結果等の情報が見れます。
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- バックアップジョブ:バックアップジョブ実行結果一覧
- バックアップレポート:バックアップに関する詳細な情報
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まず、バックアップジョブでは、すべてのバックアップアイテムのバックアップ状況が表示されます。
※日々のバックアップ設定していない場合でも最終取得日時が表示されます。
バックアップレポートは、Recovery Service コンテナーの診断設定で取得される情報を利用してさらに詳細な情報が確認出来ます。こちらは次の章に記載します。
Azure バックアップセンターのバックアップリポートを使ってみる
バックアップレポートではRecovery Service コンテナーの診断設定されたLog Analyticsワークスペースからデータを取得してデータ表示します。
事前にRecovery Service コンテナーの診断設定でLog AnalyticsワークスペースへのLog転送設定を行います。
その転送先のLog AnalyticsワークスペースをバックアップレポートのLog Analyticsワークスペースとして選択します。
※指定するのはAzure VMではなく、Recovery Service コンテナーの診断設定転送先になります。
設定後、バックアップレポートの画面でまとめのタブを選択すると、情報が取得出来ている事が分かります。
まとめのタブでは、バックアップアイテムの数や、使用しているストレージ容量(バックアップ)が吹応じされます。
バックアップ項目のタブを選択すると、バックアップストレージの利用量の推移等を確認できます。
ジョブのタブを選択すると時系列での表示や成功率、バックアップジョブ単位での転送量等が表示されます。
バックアップジョブのメニューで表示される内容より詳細な内容が確認出来ます。
※Log Analyticsワークスペースから情報を取得しています。
診断設定をしていない場合、別のLog Analyticsワークスペースへ接続しているRecovery Service コンテナーの情報は含まれません。
Logic Appsを使ったバックアップの実行結果通知はこちら。
Azure Monitorを使ったバックアップジョブの監視はこちら。
Azure VMのバックアップからリストアまではこちら。