複数のLog AnalyticsワークスペースをARMテンプレートでまとめてデプロイ
Log Analyticsのワークスペースのデプロイを以下の2パターンでデプロイしてみました。
-
-
- Azure Portalを使ってデプロイ
- ARMテンプレート+CSVファイル+Power Shellで複数個一括デプロイ
-
まず最初に、Azure Portalを使ってデプロイしてみました。
その次に、ARMテンプレートを利用して実施してみました。パラメータをCSVファイルから読み込み、複数のLog Analyticsワークスペースを一括してデプロイ出来るようしてみました。
テンプレートを使ったデプロイは、下記条件で実施しています。
-
- Log Analyticsワークスペースを3つ作成する
- Log Analyticsワークスペースをテンプレートファイルを利用してデプロイする
- パラメータはCSVファイルを利用する
- パラメータはデプロイ時に指定する
※サンプルはGitHubにも公開しています。
Azure Portalを使ってLog Analytics ワークスペースを作成
まず、Azure Portalを使ってLog Analyticsワークスペースをデプロイしてみます。
1)Log Analyticsワークスペースのメニュー画面で追加をクリックします。
2)作成画面になりますので、リソースグループ、名前、地域(Location)を設定します。地域はLog Analyticsの転送元のリソースがある地域(Location)と同じ場所を選択します。
3)価格レベルを設定します。価格レベルは従量課金制を選択します。
4)タグを設定する場合はタグの設定を行います。設定しない場合は確認および作成を選択し作成します。
これでLog Analyticsワークスペースの作成は完了です。
Log Analytics ワークスペースのARMテンプレートを作成
Log AnalyticsワークスペースのARMテンプレートを作成します。マイクロソフト公式サイトを参考にやってみました。
PowerShell を使用して Azure Monitor の Log Analytics ワークスペースを作成および構成する(公式サイト)
defaultValue値は環境に合わせて変更してください。
{
“$schema": “https://schema.management.azure.com/schemas/2014-04-01-preview/deploymentTemplate.json#", |
Log Analyticsのパラメータ設定用CSVファイルを作成
Azure Portalを使ってLog Analyticsワークスペースを作成した場合と同様に、パラメータは以下の3つになります。
-
-
- ワークスペース名 (変数名;workspaceName)
- ロケーション (変数名;location)
- SKU (変数名;sku)
-
テスト用のパラメータCSVファイルは下記通り作成しています。
workspaceName,location,sku test-201-20200328,eastus2,PerGB2018 |
Log AnalyticsワークスペースのARMテンプレートをパラメータCSV+Power Shell使ってデプロイ
デプロイ先のリソースグループ名、ARMテンプレートファイルのパス、CSVファイルのパスを指定してPower Shellを実行します。
#Log Analyitcs ワークスペースデプロイ用Power Shell $resourceGroupName = “デプロイ先のリソースグループ名" # Import Parameter Csv # Template Deploy New-AzResourceGroupDeployment -ResourceGroupName $resourceGroupName ` |
作成が成功すると、以下の通りにLog Analyticsのワークスペースが作成されたログが表示されます。
Outputs :
DeploymentDebugLogLevel : DeploymentName : LogAnalytics_WorkSpace |
CSVで指定した値で作成した値で作成されている事が確認できます。