初めてのSelenium(インストール、Pythonスクリプト、ブラウザテストまでの手順)

2021-04-14Others,Selenium/Playwright

Seleniumを使ってブラウザテストを行うまでの手順です。
Windows環境でPythonを使用する場合の手順を確認しています。
ブラウザにはGoogle Chromeを利用しています。

今回は、Seleniumを初めて利用する方向けに、Pythonのインストール、ChromeDriverのセットアップ、Seleniumパッケージのインストール、ブラウザテストを実行するためのPythonスクリプト作成および実行までの一連の手順を紹介しています。

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Seleniumのセットアップ手順(概要、ChromeDriver、パッケージインストール)

Seleniumとは?

Seleniumは、Webブラウザの画面操作を自動化するためのツールです。
主な用途はWebアプリケーションの自動テストですが、定型作業の自動化などにも利用可能です。

Seleniumブラウザー自動化プロジェクト

Pythonなどのコードを用いて、ChromeなどのWebブラウザに対してクリック、入力、画面遷移、情報取得などの操作を実行できます。
ブラウザの操作はWebDriverを介して行います。

WebDriver

※Googleなど一部のWebサイトでは、Seleniumによるアクセスがボットとして検知される場合があります。利用する際は注意してください。

今回使用した環境

今回は、Windows Server 2025の環境を利用しています。
ブラウザはChromeを利用する形にしています。

    • 使用したバージョン
      • Python : 3.14.3
      • Selenium : 4.40.0
      • ChromeDriver : 145.0.7632.45 

Pythonのインストール

Pythonのインストール手順については、こちらで紹介しています。

ChromeDriverのダウンロード

SeleniumはWebDriver経由でブラウザを操作します。
Google Chrome向けには、ChromeDriverが提供されています。
テストや自動化の命令を受け取り、クリック・入力・画面遷移などをChromeに実行させます。

ChromeDriver とは何ですか?

なお、基本的にはChrome本体とChromeDriverのバージョン互換性を合わせる必要があります。

ChromeDriverのダウンロード

Chrome for Testingの可用性ダッシュボードからダウンロードします。

Chrome for Testing availability

Stableを選択します。
chromedriverから自身の環境に合わせた、Zipファイルをダウンロードします。

ChromeDriver のスタートガイドChromeDriverのスタートガイドページ(Seleniumのセットアップ手順)
Chrome for Testing availabilityChrome for Testingのサイト画面(Seleniumのセットアップ手順)
chromedriverのダウンロードURL(Seleniumのセットアップ手順)

ダウンロードしたZipファイルを解凍すると、chromedriver.exeというファイルが作成されます。
今回は、C:\Program Files\chromedriver_win64に配置しています。

chromedriverのファイル(Seleniumのセットアップ手順)

ブラウザのバージョンは、設定から確認できます。

Chromeブラウザのバージョン確認画面(Seleniumのセットアップ手順)

Windowsのシステム環境変数にChromeDriverのパスを追加

システム環境変数に、ChromeDriverを呼び出すためのパス設定を追加します。

パスの追加手順

検索画面で"システム"と入力します。
システム環境変数の編集を選択します。

Windowsのシステム環境変数の編集メニュー(Seleniumのセットアップ手順)

システムのプロパティ画面が表示されます。
環境変数を選択します。

Windowsのシステムプロパティ編集画面(Seleniumのセットアップ手順)
環境変数の画面が表示されます。
システム環境変数にパスを追加します。
Windowsのシステム環境変数の編集画面(Seleniumのセットアップ手順)
環境変数名の編集画面が表示されます。
新規を選択します。
chromedriver.exeファイルを配置したディレクトリを指定します。
今回はC:\Program Files\chromedriver_win64に配置しているため、そのパスを設定します。
設定が完了したらOKを選択します。

プロンプトにchromedriverと入力します。
パスが通っている場合は、ChromeDriver was started successfullyというメッセージが表示されます。

Windowsのシステム環境変数名の編集画面(Seleniumのセットアップ手順)
ChromeDriverのパス確認(Seleniumのセットアップ手順)

Python仮想環境を作成してSeleniumをインストール

Seleniumをインストールします。
まずプロジェクト用のPython仮想環境を作成して有効化します。
仮想環境内のpipを更新したうえで、Seleniumパッケージをインストールします。

今回は、C:\dev\python\selenium 配下に.venvという仮想環境を作成しています。
テスト用の設定ですので、適時変更してください。

Seleniumのインストール手順
Python仮想環境を作成し、Seleniumをインストールします。
python -m pip show seleniumでSeleniumのインストール情報を確認します。

# フォルダ内にPythonの仮想環境を作成
PS C:\dev\python\selenium>
py -m venv .venv
# 作成した仮想環境を有効化
PS C:\dev\python\selenium>
.\.venv\Scripts\Activate.ps1
# 仮想環境内のpipを最新版に更新

(.venv) PS C:\dev\python\selenium> python -m pip install -U pip
# 仮想環境内にseleniumのパッケージをインストール
(.venv) PS C:\dev\python\selenium> pip install selenium

Pythonの仮想環境作成からSeleniumのインストールまでのコマンド(Seleniumのセットアップ手順)
Seleniumのインストール情報を確認(Seleniumのセットアップ手順)

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Seleniumを利用してブラウザテストを行うための手順

ブラウザテストを実行するためのPythonスクリプトを作成

ChromeDriverのスタートガイドを参考に、Pythonスクリプトを作成します。
今回は、chromedriverサイトのGetting startedの記載内容を一部変更して利用しています。

chromedriver Getting started

※Seleniumを使ってGoogle検索を行うとボット扱いされてしまいます。そのためURLを変更しています。

ブラウザテスト用のコードを作成
VS Codeなどのエディタを使って、Pythonスクリプトを作成します。
今回は、test.pyというファイル名で保存しています。

# Seleniumのブラウザテスト用サンプルスクリプト
from selenium import webdriver
import time

# Chromeブラウザを起動
driver = webdriver.Chrome()

# Yahoo JAPANのトップページを開く
driver.get('https://www.yahoo.co.jp/’)

# 確認メッセージを表示

print('Yahoo JAPANのトップページを表示しました’)

print(f’ページタイトル: {driver.title}’)
print(f’現在のURL: {driver.current_url}’)

# ブラウザで表示してから10秒間待機
time.sleep(10)

# 処理完了後にブラウザを閉じる
driver.quit()

seleniumを使ってブラウザテストを実行

Pythonスクリプトを実行します。

作成したコードを実行

pythonスクリプトを実行します。
スクリプトを実行すると、Chromeが自動的に起動します。
ブラウザの上部には、Chromeは自動テストソフトウェアによって制御されていますというメッセージが表示されます。

(.venv) PS C:\dev\python\selenium> python test.py
Yahoo JAPANのトップページを表示しました
ページタイトル: Yahoo! JAPAN
現在のURL: https://www.yahoo.co.jp/

Seleniumを使ってブラウザテストを行った場合の画面例(Seleniumのセットアップ手順)

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最後に

今回は、Windows環境にSeleniumをセットアップする手順を確認しています。
PythonのインストールからChrome(ChromeDriver)の準備、Seleniumパッケージのインストール、動作確認用のPythonスクリプトの作成・実行まで、一連の流れをまとめています。

今回は基本的な内容のみですが、Seleniumを使うとフォームへの値入力、ボタン操作、画面遷移、要素の取得など、さまざまなブラウザ操作を自動化できます。

引き続き、いろいろ試してみたいと思います。

Playwright for Pythonを使ってブラウザテストを行うための手順については、こちらで紹介しています。

Python関連の記事については、こちらで紹介しています

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