Windows ServerやLinuxへのDatadog Agentのインストール手順
マルチクラウド対応の監視サービス(SaaS)の1つにDatadogがあります。
Datadogでは、エージェントレスでクラウドリソースの情報取得や監視も可能ですが、仮想マシンの場合はエージェントをインストールすることで、より詳細なリソース情報の取得ができます。
エージェントを導入することで、OSログ収集やプロセスの情報なども取得できます。
今回は、LinuxおよびWindowsの仮想マシンへのDatadogエージェントインストール手順を確認しています。
Datadogの無料アカウント作成やAzureテナント登録設定については、こちらで紹介しています。
※本記事では、Azure Virtual Machines(Azure VM)を仮想マシンとして表記しています。
※本記事は、Azure上に作成した仮想マシンを利用して検証しています。
※WindowsにはWindows Server 2022を使用して検証しています。
※LinuxにはCentOSを使用して検証しています。
LinuxへのDatadog Agentインストール手順
インストール手順を確認
公式サイトの記事を参考に進めます。
CentOS、Rocky、Alma Linux の基本的な Agent の使い方
Agentのインストール手順は、IntegrationsのAgentセクションにOSなどの収集対象リソースごとに記載されています。
Datadog Agentのインストールコマンドを実行
インストール対象の仮想マシンで、コピーしたインストールコマンドを実行します。
自動的に必要なパッケージがインストールされます。
インストール完了後にAgentが自動的に起動します。
ステータス確認コマンドの詳細については、公式サイトをご参照ください。
CentOS、Rocky、Alma Linux の基本的な Agent の使い方
Datadog Agentインストール後の動作確認
Agentをインストールしてしばらくすると、Infrastructure Listに仮想マシンのホスト名が表示されます。
仮想マシンのAgent IDを持つリソースも重複して表示される場合があります。
Agentのインストール後から一定期間(画面サンプルの場合は2時間)が経過すると、これらは表示されなくなります。
Datadog Agentインストール後の確認 | |
Datadog Agentをインストールした仮想マシンのホスト名が表示されます。 | ![]() |
メトリクスの値が取得できていることも確認できます。 | ![]() |
Datadog API Keyの値を確認する方法
DatadogのAPI Key値は、Organization SettingsのAPI Keyメニューから確認できます。
API Key値の確認方法 | |
Organization SettingsのAPI Keyを選択します。 API Keyの一覧が表示されます。 確認したいAPI Keyを選択します。 |
![]() |
API Keyの値をコピーして確認できます。 | ![]() |
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Windows ServerへのDatadog Agentインストール手順
インストール手順を確認
公式サイトの記事を参考に進めます。
Agentのインストール手順は、IntegrationsのAgentセクションにOSなどの収集対象リソースごとに記載されています。
Windows ServerへのAgentインストール手順 | |
DatadogのメニューからIntegrationsを選択します。 Agentを選択します。 Windowsを選択するとインストール手順が表示されます。 Select API Keyを選択します。 |
![]() |
利用するAPI Keyを選択します。 Use API Keyを選択します。 |
![]() |
API Keyが設定されたインストールコマンドが表示されます。
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Windows ServerにDatadog Agentをインストール
今回はGUIを利用してDatadog Agentをインストールします。
Windows ServerにDatadog Agentをインストール | |
Datadog Agent Installerを選択してインストーラーをダウンロードします。 |
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ダウンロードしたDatadog Agentのインストーラーを開きます。 | ![]() |
セットアップウィザードが表示されます。 Nextを選択します。 |
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License Agreement画面が表示されます。 内容を確認し、問題なければAgreementにチェックを入れてセットアップを進めます。 |
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カスタムセットアップの選択画面が表示されます。 インストールディレクトリなどを選択できます。 今回はデフォルトのまま次に進みます。 |
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API Key入力画面が表示されます。 コピーしたDatadog API Keyを入力します。 |
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Region入力画面が表示されます。 ※デフォルトは"datadoghq.com"になっているので、必要に応じて修正します。 |
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Datadog AgentのUser Account設定画面です。 デフォルト(未入力)のまま次に進みます。 |
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インストールを実行します。 | ![]() |
Datadog Agentのセットアップ完了画面が表示されます。 ※Launch Datadog Agent Managerにチェックを入れると、Datadog Agent Managerが起動します。 |
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Datadog Agent Managerについて
Datadog Agent Managerを使用して、設定ファイルの確認やAgentのステータス確認ができます。
Windows 用 Datadog Agent Manager
Datadog Agent Managerの使い方 | |
StatusのメニューでAgentの詳細情報などを確認できます。 | ![]() |
Checks Summaryでは、リソースメトリクスの取得状況を確認できます。 | ![]() |
Datadog Agentインストール後の動作確認
Agentをインストールしてしばらくすると、Infrastructure Listに仮想マシンのホスト名が表示されます。
仮想マシンのAgent IDを持つリソースも重複して表示される場合があります。
Agentのインストール後から一定期間(画面サンプルの場合は2時間)が経過すると、これらは表示されなくなります。
Agentインストール後の確認 | |
Datadog Agentをインストールした仮想マシンのホスト名が表示されます。 | ![]() |
メトリクスの値が取得できていることも確認できます。 | ![]() |
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最後に
仮想マシンへのDatadog Agentインストール手順について確認しました。
Datadog Agentを利用することで、メトリクス情報の取得だけでなく、ログ収集やプロセス情報の確認など、さまざまな機能を利用できます。
今回はWindows ServerとLinuxで実施しましたが、他のOSやAKS環境などでもDatadog Agentを利用できます。
引き続き、Datadogについていろいろ試していきたいと思います。
Datadog Agentから収集したメトリクスを使った監視設定手順については、こちらで紹介しています。
Datadog Agentを使ったログ収集設定手順については、こちらで紹介しています。
Datadog Agentを利用したプロセスやサービス情報の取得方法については、こちらで紹介しています。
ライブプロセスを使った監視設定については、こちらで紹介しています。