Cent OSにAzure PowerShell(Azモジュール)をインストール
Azureリソースの操作はAzure PowerShellを使っても行う事が出来ます。
PowerShellのAzモジュールを利用します。
今回はCent OSでPowerShellインストールからAzure PowerShellのAz モジュールセットアップまでやってみました。
インストールはMicrosoft様のサイトを参考に実施しています。
Linux に PowerShell をインストールする(公式サイト)
※2022年12月に記事を修正しています。
Cent OSにAzure PowerShellをインストール
PowerShell用のリポジトリ登録
リポジトリを登録します。
[root@test-01]# curl https://packages.microsoft.com/config/rhel/7/prod.repo | tee /etc/yum.repos.d/microsoft.repo |
PowerShell用のリポジトリ登録
yumを使ってPowerShellをインストールします。
[root@test-01]# yum install -y powershell |
pwshコマンドでPowerShellを呼び出す
PowerShellを利用する場合はpwshコマンドを使います。
[root@test-01]#pwsh |
PowerShellのリポジトリ登録状況を確認
Azモジュールをインストールする前にGet-PSRepositoryコマンドでリポジトリが登録状況を確認します。
Get-PSRepositoryコマンドがエラーになる場合(何も表示されない場合)は、リポジトリが登録されていない可能性があります。
その場合はRegister-PSRepositoryでリポジトリを登録します。
PS /root> Get-PSRepository Name InstallationPolicy SourceLocation PSGallery Untrusted https://www.powershellgallery.c… #リポジトリが登録されていない場合は以下のコマンドで登録。 PS /root> Register-PSRepository -Default |
※Register-PSRepositoryで登録出来ない場合はProxy設定等外部との通信設定が出来てない可能性があるので確認します。
Install-ModuleコマンドでAzモジュールをインストール
Azモジュールをインストールします。
確認メッセージが表示された時には"A"もしくは"Y"を入力し進めます。
PS /root> Install-Module -Name Az -AllowClobber -Scope AllUsers Untrusted repository |
※リポジトリが信頼済みになっていない為確認メッセージが表示されます。Get-PSRepositoryコマンドでリポジトリを確認した際にInstallationPolicyがUntrustedになっている場合は信頼済みとはなっていません。
Get-InstalledModuleコマンドでAzモジュールのバージョン確認
Azモジュールをインストール後の確認にはGet-InstalledModuleコマンドを使います。
インストールが完了していればVersion情報が表示されます。
PS /root> Get-InstalledModule -Name Az Version Name Repository Description |
アクセスエラーになった場合に確認するポイント(NSGやProxy設定)
PowerShell上でAzモジュールや各種パッケージをダウンロードや利用する場合には以下の設定が必要となります。
セットアップがうまく行かない場合は、まずこの編を確認してみるのをお勧めします。
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- 仮想マシンからInterNet向けのNSGの接続許可
- HTTP(80)、HTTPS(443)許可
- 送信セキュリティ規則の許可設定なのでデフォルトは許可設定になっています
- Proxy経由でのアクセスの場合はProxy設定が必要
- /etc/environmentでProxy設定
- 仮想マシンからInterNet向けのNSGの接続許可
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Visual Studio Codeでのインストールはこちら。
Azureへのサインインコマンドについてはこちら。
最後に
Cent OSの場合もほぼWindowsと同じ方法でインストールできました。
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- WindowsとLinuxの場合の手順の違い
- yumのリポジトリ登録が必要だった。
- PowerShellのスクリプト実行権限の確認が必要無かった。
- WindowsとLinuxの場合の手順の違い