Visual Studio CodeでAzure CLIやAzure PowerShellを使えるようにしてみた
マイクロソフト社が提供するVisual Studio Code(VS Code)でAzure CLIやAzure PowerShellが使えるように設定してみました。
Visual Studio Code(マイクロソフト社サイト)
Visual Studio Codeとは、プログラミングを作成したりする時に使う開発環境(エディタ)になります。拡張機能を使うとAzure CLIやAzure PowerShellをVisual Studio Code上で実行したりと言った事が出来ます。(もっと色々出来ます。)
今回はAzure CLIのインストール、Visual Studio Code(VS Code)へのAzure CLI ToolsやPowerShellのインストールから実際に操作確認まで実施してみました。
Visual Studio CodeでAzure CLIを使えるようにする
Visual Studio Code(VS Code)のセットアップ
Visual Studio Code(VS Code)のセットアップ自体はこちらの記事を参照願います。
Windows10へAzure CLIをインストール
まず最初にAzure CLIをOSにインストールする必要があります。今回はWindows10にインストールします。
実施手順 | |
マイクロソフト社のAzure CLI インストールサイトを開きます。(GoogleでAzure CLI インストールで検索するとマイクロソフト社サイトが表示されます。) Windowsへのインストールをクリックします。 |
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インストールページが表示されます。インストールまたは更新にあるAzure CLIの現在のリソースをクリックします。 Azure CLIインストールファイルのダウンロードが開始されます。 |
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azure-cli-2.22.1.msiというファイルがダウンロードされている事が確認出来ます。 ダブルクリックしインストールを開始します。 ※2021年5月現在の最新バージョンになります。 |
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確認画面が表示されます。内容を確認し問題がなければ、I accept…にチェックを入れてInstallをクリックします。 インストールが開始されます。 |
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完了確認画面が表示されます。 Finishをクリックします。 これでOSへのAzure CLIインストールは完了です。 ※Azure CLIのパスは自動的に追加されています。 |
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Visual Studio Code(VS Code)へAzure CLI Toolsをインストール
Visual Studio Code上でAzure CLIファイルを扱う為に、Azure CLI Toolsをインストールします。
実施手順 | |
Visual Studio Codeで左にある拡張機能のボタンをクリックします。Azure CLIと入力し検索するとAzure CLI Toolsが表示されますので選択します。
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Azure CLI Toolsでインストールをクリックします。これでVisual Studio CodeでAzure CLIを扱う為のセットアップは完了です。 |
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Visual Studio Code(VS Code)でAzure CLIを実行する
Visual Studio Code(VS Code)でAzure CLIを実行してみます。今回はシンプルにAzureへのログインを確認してみます。
実施手順 | |
Visual Studio Codeで新規ファイル作成します。 az login と入力します。このコマンドはAzure CLIを使ってAzureへログインする際のコマンドになります。 |
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名前をつけて保存を選択します。 |
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ファイルの種類でAzure CLI Scrapbookを選択します。ファイル名を付けて保存します。 ※Azure CLI Toolsを入れてないとファイルの種類でAzure CLI Scrapbookが表示されません。 |
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表示>コマンドパレットを選択します。 Azure CLIと入力すると、Azure CLI:Run Line in Terminalが表示されますので選択します。 ※CTRL + ^のショートカットでも実行できます。 |
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ターミナルでAzure CLIのコマンドが実行されます。 |
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ポップアップでサインイン画面が表示されますので、Azureのアカウントでログインします。 Azure CLIのコマンドがVisual Studio Code上で実行される事が確認出来ました。 |
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Azure CLIでのサインイン方法の詳細はこちら。
Visual Studio Code(VS Code)へAzure PowerShellをインストール
Visual Studio Code(VS Code)へPowerShellをインストール
Visual Studio Code(VS Code)でPowerShellを扱う為にインストールします。
実施手順 | |
Visual Studio Codeを開きます。 拡張機能を選択し、検索欄にPowerShellと入力します。PowerShellを選択します。 インストールを選択します。 これでVisual Studio CodeへのPowerShellインストールは完了です。 |
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新規にファイルを作成しAzureへのログイン確認をしてみます。 Connect-AzAccount と入力し名前を付けて保存を選択します。 |
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ファイルの種類はPowerShellを選択します。 ファイル名は任意の名前を付けて保存します。 |
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実行してみると、コマンドがないと表示されエラーになります。 Connect-AzAccountはAzure PowerShellのコマンドになりますが、まだインストールされていない為コマンドがないとエラーになっています。 追加でインストールが必要な事が分かりました。 |
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Azure PowerShellをインストール
Azure PowerShellを扱う為には追加でインストールが必要になります。Visual Studio Code拡張機能ではなくPowerShellでのインストールになります。
実施手順 | |
Visual Studio Codeのターミナル上で以下のコマンドを入力します。 Install-Module -Name Az -AllowClobber -Scope CurrentUser このコマンドは、Azure PowerShellインストールの内容を流用しています。 |
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インストールが開始されるとリポジトリの確認画面が表示されます。Yを選択します。 |
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インストールが開始されるとパッケージの入力画面が表示されます。(この画面が表示されるまで少し時間が掛かります。) プロンプトに戻ればインストールが完了です。 |
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Visual Studio Code(VS Code)でAzure PowerShellを実行する
Visual Studio Code(VS Code)でAzure PowerShellを実行してみます。今回はシンプルにAzureへのログインを確認してみます。
実施手順 | |
Visual Studio Codeで先ほど保存したファイルを実行します。 ※F5などのショートカットでも実行可能です。 |
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メッセージに表示されているこちたのログインURLをコピーします。 https://microsoft.com/devicelogin メッセージに表示されているコード番号を入力し次へクリックするとAzure Portalへのログイン画面が表示されます。 自身のアカウントでログインすれば完了です。 ※CTRLを押しながらのクリックでも開くことが可能です。 |
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Azure PowerShellでのサインイン方法の詳細はこちら。