Azure Monitorのアラート処理ルールを使って非監視設定(アラート抑止)

2020-07-20Azure,Azure Monitor

 Azure Monitorにアラート処理ルール(2022年2月28日現在はプレビュー)という機能があります。

アラート処理ルール(公式サイト)

 以前はアクションルールと呼ばれていた機能で特定のリソースに対してのアラート通知抑制やアクションルールの適用をすることが出来ます。

 例えば、毎週金曜日の夜に仮想マシンを再起動するからその時間帯だけでアラート通知を止めるそんな設定がアラート処理ルールを使えばできます。

 今回はアラート処理ルールを使った仮想マシン起動のアラート抑制(非監視設定)を試してみました。

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Azure Monitorのアラート処理ルールって何?

アラート処理ルールはスコープ(リソース)を指定して設定する

 アラート処理は適用するスコープ(リソース)を指定して設定します。
 例えば特定の仮想マシンやリソースグループに対しての適用になります。
 アラートルールではなくリソース指定での指定になります。

アラート処理ルールで出来る事は2つ

 アラート処理ルールで出来る事は2つになります。

    • 抑制
      • アラートの発動を停止する
    • アクション グループの適用
      • 特定のスコープに対してアクショングループを適用する

 抑制はその名の通りアラートの発動を止めます。
 アクショングループの適用は公式サイト記載の通りアクショングループが指定出来ない場合に使ったりします。公式サイト記載内容以外にも夜のみ連絡先(アクショングループ)を追加すると言った使い方も出来ます。

アラート処理ルールの適用はスケジュール設定出来る

 アラート処理ルールの適用はスケジュール設定が出来ます。

    • 常時
      • 常時適用されます
    • 特定の時刻
      • 指定した期間(日時)一回のみの適用されます
    • 定期的
      • 定期的なスケジュール登録を行い、スケジュールは日、週、月の単位で指定出来ます。

 定期的な設定で出来る内容は後ほど実際に確認してみます。

アラート処理ルールを使って仮想マシン起動時のアラートを抑制(非監視設定)

今回の設定

 今回は仮想マシン起動時のアラートを抑制する設定(非監視設定)をやってみました。
 仮想マシンを対象にしたアラートの抑制になりますのでスコープはVirtual Machinesを指定しています。

      • アラート処理ルール名:VM起動停止アラート抑止
      • スコープ(対象):Virtual Machines(TEST-VM-01)
      • ルールの種類:抑制
      • スケジュール:定期的(毎日10:00から20:00)

 ※仮想マシン起動時のアラート設定は事前に設定済みになります。設定方法はこちらを参照願います。
 ※スコープで設定したVirtual Machines(TEST-VM-01)を対象としたアラートルールはすべて抑止されます。
 ※今回は単体の仮想マシンを指定していますがサブスクリプションやリソースグループ単位での指定も出来ます。

アラート処理ルールを作成

 仮想マシンを対象したアラート処理ルールを作成してみます。

アラート処理ルール作成
 モニターのメニューでアラートを選択します。アラート処理ルールを指定します。

 アラート処理ルールの画面が表示されますので作成を選択します。

 スコープではアラート処理ルールを適用範囲の選択を行います。

 リソースの種類でVirtual Machinesを指定します。対象となるVMを選択します。

 

 ルールの設定ではルールの種類を選択します。今回は抑制を選択します。

 スケジュールの設定ではアラート処理ルールを適用する日時を指定します。

  • 繰り返し間隔:日
  • 時間:10:00(開始)20:00(終了)

※日を選択するすべての曜日にチェックが入ります。

 詳細タブではアラート処理ルール名や保管するリソースグループを指定します。
 アラート処理ルール名を保管するリソースグループを指定後、アラート処理ルール名を付与します。

 確認画面が表示されます。
 内容を確認し問題が無ければ作成をクリックします。

 デプロイ後にアラート処理ルールをみると作成されている事が確認出来ました。

PowerShell使ったアラート処理ルールの作成

PowerShellを使ってアラート処理ルールを作成する事も出来ます。詳細はこちらを参照願います。

アラート処理ルール作成後に仮想マシンを起動停止してみた

 アラート処理ルール作成後に仮想マシン(TEST-VM-01)を起動停止させてみましたがアクションルールが発動していない事が確認出来ました。

アラート処理ルールでは色々設定が使える

スコープ設定ではフィルターが使える

  スコープ設定ではフィルターを使った制限が出来ます。
  例えばリソースグループ内の特定の仮想マシンのみを除外したいと言った時にフィルターを使って除外が出来ます。
  フィルターを使って先ほどと同様に特定の仮想マシンのみを対象にする設定してみます。

スコープ設定(フィルター使用)
 スコープの選択でリソースグループを指定します。

 フィルターでリソースを指定します。
 TEST-VM-01を含むという指定をする事でTEST-VM-01のみを対象となります。

※除外する場合は次の値は含まないとする事で設定出来ます。

フィルターは複数使用組み合わせて使う事が出来るが使える

  フィルターは複数を組み合わせて使う事が出来ます。
  フィルターを複数組み合わせた場合はand条件での適用になります。
  アラートルール名などの項目内で複数指定する場合はor条件になります。

フィルターの設定

 フィルターでは様々な条件が指定が出来ます。

フィルターを複数指定する事が出来ます。

1回のみの場合は特定の時刻を指定

 1回のみの場合はルールの適用で特定の時刻を使います。

スケジュール設定(特定の時刻)
 ルールの適用で特定の時刻を選択すると開始時刻と終了時刻が指定できるようになります。

特定曜日のみ指定する場合は繰り返し間隔で週を選択

 毎週土日のみを指定するような場合は繰り返し間隔で週を選択します。

スケジュール設定(週)
 繰り返し間隔で週を選択します。
 曜日で土日を指定すると土日のみ適用されるアラート処理ルールを作成する事が出来ます。

月の特定日のみを指定する場合は繰り返し間隔で月を選択

 毎月1日、10日、20日と言うような特定の日付を指定する場合は繰り返し間隔で月を選択します。
 繰り返し間隔で月を選択すると日付の指定が出来るようになります。

スケジュール設定(月)
 繰り返し間隔で月を選択すると日付が選択できるようになります。
 日付で適用する日を選択します。
 プレビューを見ると適用される日付が分かります。

朝晩の仮想マシン起動時シャットダウン時に適用したいというような場合

 仮想マシンを朝起動して夕方シャットダウンするような場合には繰り返しを追加します。
 繰り返しを追加すると午前午後と言うような設定が出来ます。

スケジュール設定(繰り返し)

 繰り返しの追加を選択すると複数の設定が可能になります。繰り返しそれぞれ個別にスケジュール設定が可能です。

Azure Monitorのアラート処理ルールを実際に使った感想

 仮想マシンの起動で試してみたところアラート自体は発砲されるものの、アクショングループの実行はされず通知も来ませんでした。
 定期的にメンテナンスで起動停止する仮想マシンなどに適用するととても便利だと思いました。
 フィルターを使うと色んな条件が設定可能なので運用上とても便利な機能かと思います。