ZabbixからSendGrid使ってメール送信

2020-07-11Others,SendGrid,Zabbix

Azure上のZabbixからSendGrid経由でメール送信行う設定についての紹介です。
Zabbixでメール送信を行う場合はメディアタイプの設定を行います。
SendGridを利用する場合のメディアタイプ設定例について紹介しています。

※Zabbixは6.4の環境を利用しています。
※本記事内ではZabbixサーバーをZabbixとして表記しています。
※Zabbixからインターネットへのアクセスが許可された環境で実施しています。

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ZabbixからSendGrid経由でメール送信

今回はAzure上に構築したZabbixからSendGrid経由でメール送信します。

SendGridのアカウントやAPI Keyを発行

事前にSendGridのアカウント登録やメール送信用のAPI Key発行が必要です。
こちらで紹介しています。

Zabbix構築手順(Azure環境を利用)

Zabbixサーバーの構築手順についてはこちらにて紹介しています。
Azureで提供されるマネージドデータベースを利用して環境を構築しています。

Zabbixのメディアタイプ設定(SendGridを使ってメール送信)

ZabbixからSendGridでメール送信する場合のメディアタイプ設定です。
パスワードにはSendGridで発行したAPI Keyを設定します。
ユーザー名は"apikey"です。SendGridのAPI Key名関係なく固定の値となります。

    • 設定値
      • 名前:任意の名前
      • タイプ:メール
      • メールタイプ:Generic SMTP
      • SMTPサーバ:smtp.sendgrid.net
      • SMTPサーバポート:587
      • メール:任意のFromメールアドレス(SendGridで認証されているドメインもしくはメールアドレス)
      • SMTP helo:Fromメールアドレスのドメイン
      • 接続セキュリティ:STARTTLS
      • 認証:ユーザー名とパスワード
      • ユーザー名:apikey
      • パスワード:SendGridで発行したAPI Key
メディアタイプ設定
通知のメニューにあるメディアタイプを選択します。
Emailのメディアタイプを選択して複製します。
Zabbix Serverのメディアタイプ一覧画面
Zabbix Serverのメディアタイプ設定画面(Email)
メディアタイプでSendGridに合わせたメール送信設定をします。
ユーザー名にはapikeyを指定します。
パスワードにはSendGridで発行したAPI Keyを指定します。
追加を選択します。
ZabbixのメディアタイプでSendGridを設定した場合の画面例
メディアタイプが追加されている事が確認できます。
テストを選択するとメディアタイプのテスト画面が表示されます。
送信先を指定してテストします。
送信先に指定したメールアドレスでメール受信していればOKです。
Zabbix Serverのメディアタイプ設定保存後の一覧画面
メディアタイプEmailのテスト画面

最後に

ZabbixからSendGridを使ってメール送信する設定について確認してみました。
パスワードにSendGridで発行したAPI Keyを設定する点が設定で悩むポイントかと思いました。

なお今回はZabbixからインターネットへのアクセスが許可された状態で設定した環境実施しています。
アクセス制限されている場合は、smtp.sendgrid.netへ利用するポートでのアクアス許可が必要になります。

引き続き色々試してみたいと思います。

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