Azure Database for MariaDBに接続してみた
作成したAzure Database for MariaDBへMySQL WorkbenchでSSL証明書を使って接続してみました。作成後のネットワーク設定から実際の接続までを試してみました。
Azure Database for MariaDBの作成はこちら。
Azure Database for MariaDBで接続のセキュリティ設定
デプロイ直後は、ネットワークの接続が許可されていません。
最初に接続のセキュリティでクライアントIPの許可設定を行います。
1)Azure Database for MariaDBのメニューで接続のセキュリティを選択します。
2)クライアントIPの追加を選択します。選択すると現在アクセス中のグローバルIPからのアクセス許可が追加されますので保存します。(今回はテスト接続なので、アクセス中のIPのみ許可しています。)
これでアクセス許可の設定は完了です。
※接続元にIPは環境に合わせて設定下さい。
MySQL WorkbenchでAzure Database for MariaDBへの接続設定
マイクロソフト公式サイトに詳細な解説がありますので、こちらを参考に進めます。
Azure Database for MariaDB: MySQL Workbench を使った接続とデータの照会(公式サイト)
※今回はMySQL Workbenchはインストール済みである前提とします。
1)MySQL Workbenchを起動します。
2)MySQL Connectionsの横にある、+ボタンをクリックし新規コネクションを追加します。
3)選択すると下記画面が表示されますので、Connection Name、ホスト名、UserNameを入力します。
なお、ホスト名、UserNameについては、Azure Database for MariaDBのメニュープロパティにサーバ名、サーバ管理者ログイン名の記載がありますので、こちらを選択します。
入力が完了したら、OKで保存します。
※SSLの設定が終わってから接続確認しますので、今回はそのまま保存します。
MySQL WorkbenchでSSL接続設定
マイクロソフト公式サイトに詳細な解説があります。こちらを参考に進めます。
Azure Database for MySQL に安全に接続するためにアプリケーションで SSL 接続を構成する(公式サイト)
なお、前回作成時に、SSL強制を有効にしていますので、その手順は今回飛ばしてます。
1)マイクロソフト様のサイトから、SSL接続に必要な証明書をダウンロードします。
証明書のダウンロードは下記サイトから実施します。(保存時のファイル名はBaltimoreCyberTrustRoot.crt.pemとします。)
2)先ほど作成したMySQL Workbenchのコネクションを選択し、右クリックをするとEdit Connectionという項目が表示されますので、こちらを選択しますj。
3)設定画面が表示されますので、SSLのタブを選択します。
4)下記画面が表示されますので、以下の通り選択し、OKを押します。
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- Use SSLはRequireを選択します。
- SSL CA Fileで先ほどダウンロードしたファイル(BaltimoreCyberTrustRoot.crt.pem)を選択する。
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MySQL Workbenchを使ってAzure Database for MariaDBへ接続(SSL利用)
最後に接続確認を行います。
1)MySQL Workbenchで先ほど作成したコネクション設定をダブルクリックします。
2)パスワード画面が表示されますので、入力しOKをクリックします。
3)無事接続が完了すると、下記画面が表示されます。
※途中でWarnning等が表示される場合がありますが、そのまま進めばOKなようです。